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大和高田市
やまとたかだし
日本
地方近畿地方
都道府県奈良県
団体コード29202-8
面積16.49km²
総人口68,538
推計人口、2010年2月1日)
人口密度4,160人/km²
隣接自治体橿原市御所市香芝市葛城市
北葛城郡広陵町
市の木サザンカ
市の花コスモス
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大和高田市役所
所在地〒635-8511奈良県
大和高田市大字大中100番地の1
外部リンク大和高田市ホームページ

大和高田市位置図(奈良県)

― 市 / ― 町・村
テンプレート(Template‐ノート:日本の市ノート・解説・ウィキプロジェクト)

大和高田市(やまとたかだし)は、奈良県中西部に位置する中和葛城地域の中核都市である。 奈良県で一番人口密度が高い。近年は人口の減少が続いており、隣接する香芝市に追い抜かれたが、昼間人口は依然多く、中核都市としての性格が表れている。

目次

地理

奈良盆地中西部の一角を占め、狭い市内の大半は平坦地となっており、市の西北部は馬見丘陵の南端部となる。

市内を葛城川高田川が南北に貫流している。また北東部、橿原市との市境付近を曽我川が、北西部には葛下川が流れる。なお高田川はかつて現在の流路より東側を流れていたが、水害に悩まされていたことから1932年(昭和7年)から付け替え工事が開始され、やがて現在の流路となった。この埋め立てられた旧流路は道路とされ、現在の国道166号線及び県道大和高田斑鳩線となっており、沿道の地名や遺物にその名残を留めている。

近年の農地・溜池の宅地利用により、豪雨時の遊水場所が無くなり、市内の一部では豪雨時に床上下浸水の被害が発生している。

気候

夏はじめじめしていて、冬は寒い。盆地特有の気候性格をしている。

隣接する自治体

歴史

市の西北部には5世紀の大型前方後円墳築山古墳(陵墓参考地・伝武烈天皇陵)や領家山古墳が存在し、馬見古墳群の南端を形成している。また日本書紀に見える百済意多郎(おたら)墓は築山古墳の南に位置する岡崎に比定されている。近年、この付近で池田遺跡が発見され多数の埴輪などが出土した。市域の大半は『和名抄』の大和国葛下郡(かつらぎのしものこおり)に属し、郷名については蓼田(たでた)郷に比定する説もあるが、葛下郡賀美郷の可能性が高い。延喜式内社石園座多久虫玉神社(通称竜王宮)が市内に鎮座する。また飛鳥時代に造営された横大路が市内を東西に貫通していることでも知られる。

中世には興福寺一乗院平田荘の荘官であった高田(當麻)氏が武士化して高田城(現在の片塩小学校周辺)を築き万歳(平)城を築いた万歳氏とともに一帯を領有したが、筒井順慶により滅ぼされ城も破却された。江戸時代には諸藩領や天領が錯綜しており、中期以降綿作が盛んになると高田本郷を中心に市場町として発展、近代には紡績工場が設置されたことで繊維産業の中心地となった。

1960年代以降、ユニチカ高田工場が閉鎖され、近年には中国製品との競合もあり、地場産業である繊維産業は衰退を続け、業者の廃業、倒産が多発している。一方バブル期には大阪方面勤務者が住宅を求めて流入し人口は増大したが、近年は若干減少傾向にある。

年表

古代
中世
  • 1432年(永享3年) - 高田城築城、当麻為秀が初代高田城主となる。
近世
近・現代
  • 1871年(明治4年)5月 - 大和国全域が奈良県となる。
  • 1876年(明治9年)4月 - 奈良県が廃止され、堺県に合併。
  • 1881年(明治14年)2月 - 堺県が廃止され、大阪府に合併。
  • 1887年(明治20年)11月 - 奈良県が分離独立する。
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 市制・町村制施行。葛下郡高田村が町制施行。同郡磐園村、浮孔村、陵西村、土庫村・松塚村組合村、広瀬郡瀬南村、高市郡天満村が成立。
  • 1891年(明治24年)3月 - 大阪鉄道が高田~王寺間に鉄道を開通させる。(現:和歌山線高田~王寺間)
  • 1892年(明治25年)5月 - 大阪鉄道が高田~桜井間に鉄道を開通させる。(現:桜井線高田~桜井間)
  • 1896年(明治29年)10月 - 南和鉄道が高田~五条二見間に鉄道を開通させる。
  • 1897年(明治30年)4月1日 - 北葛城郡が成立。北葛城郡役所が置かれる。
  • 1901年(明治34年) - 浮孔村のうち、三倉堂を併合。
  • 1925年(大正14年)3月 - 大阪電気軌道近畿日本鉄道の前身)が、高田~八木間に鉄道を単線で開通させる。(現:近鉄大阪線大和高田~大和八木間)
  • 1927年(昭和2年) 3月 - 土庫村、松塚村を編入。
  • 1927年(昭和2年)7月 - 大阪電気軌道が、恩智~高田間に鉄道を開通させる。(現:近鉄大阪線恩智~大和高田間)
  • 1929年(昭和4年)3月 - 大阪鉄道が、古市~久米寺間に鉄道を開通させる。(現:近鉄南大阪線古市~橿原神宮前間)
  • 1941年(昭和16年)1月 - 浮孔村、磐園村を編入。
  • 1948年(昭和23年)1月1日 - 北葛城郡高田町が市制施行。(人口3万1.334人、面積9.9km²、6.395世帯、県内2番目)
  • 1956年(昭和31年)9月 - 陵西村を編入。
  • 1957年(昭和32年)3月 - 天満村を編入。
  • 1957年(昭和32年)7月 - 広陵町のうち池尻、藤森を編入。

伝説

  • 静御前源義経との別れの後、母・礒野禅尼の里である大和高田市礒野(いその)に身を寄せたと伝えられる。確たる文献証拠はないが、礒野の地には静御前の墓と伝える塚が残る。NHKの大河ドラマ『源義経』放映を期に市では静御前の里を売り出している。また、「いその」の地は付近の古名であったという説があり、磐園(いわその)、石園、礒野等の地名も同じ「いその」であった可能性がある。
  • 井原西鶴の『好色五人女』に登場する八百屋お七は江戸の話だが、実際のモデルは享保年間に高田で死罪となったお七である蓋然性が高い。

行政

平成の市町村合併では財政状況から、合併を検討していたが、周辺市町村とは合併しなかった。

その財政状況は2008年10月の時点で実質赤字比率県内ワースト4、財政力指数は県内12市中9位と、厳しい状態にある[1]。但し、実質公債費比率や、将来負担比率等は周辺自治体に比べ低い[1][2]

また、平成18年4月からゴミ有料化を実施している。

歴代市長

  • 1948年(1月~5月):堀内為吉
  • 1948年~1952年:名倉仙蔵
  • 1952年~1956年:宮内熊太郎
  • 1956年~1968年:名倉仙蔵
  • 1968年~1972年:田中隆賢
  • 1975年~1979年:村島忠一
  • 1979年~1991年:森川保治
  • 1991年~1995年:田中信英
  • 1995年~2003年:松田利治
  • 2003年~:吉田誠克(現職)

市議会

  • 会派構成
    • 市政会 - 12人(代表者:戸谷隆史)
    • 公明党 - 3人 (代表者:堂本正信)
    • 日本共産党 - 3人(代表者:太田 敦)
  • 運営(2007年5月9日現在)
    • 議長 - 朝井啓祐(市政会)
    • 副議長 - 泉尾安廣(市政会)
    • 監査委員 - 平郡正啓(市政会)
    • 議会運営委員会 8人 - 委員長:中谷修一(市政会)
    • 総務財政委員会 6人 - 委員長:西川繁和(市政会)
    • 民生文教委員会 6人 - 委員長:太田 敦(日本共産党
    • 環境建設委員会 6人 - 委員長:上田 浄(公明党
    • 清掃対策特別委員会 6人 - 委員長:萬津力則(市政会)
    • 財政健全化特別委員会 6人 - 委員長:友田順子(公明党

人口

大和高田市と全国の年齢別人口分布大和高田市の年齢・男女別人口分布
紫色 ― 大和高田市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
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総務省統計局 / 国勢調査2005年

大和高田市の人口推移

  • データ出典 奈良県統計課の調査による各年10月1日の人口。
  • 2007年10月1日現在 : 69,689人
  • 人口増加率(2002年→2007年) : -4.4%

人口は1999年をピークにして減少しており、2007年には7万人を割っている。

市名について

1948年の市制施行当初から「大和高田市」の名称が用いられているが、これは新潟県高田市(当時、現在は直江津市と合併し上越市)との混同を避けるためであった。この他に高田と名の付く自治体は岩手県陸前高田市広島県安芸高田市大分県豊後高田市などがあり、町村字地名などを含めると高田地名は全国に見られる。なお、「大和高田」の名称自体は、近鉄の「大和高田駅」が「高田駅」から改称された1941年より使用されていた。

ゴミ処理手数料未納問題

市の清掃工場に市内だけでなく、認められていない県外からの産業廃棄物を搬入しながら手数料を支払わない処理業者の存在が明らかになったものである。市と業者(代表者は現市議)との話し合いは長く続いたが、裁判所による和解調停の結果、2004年6月になって月20万円235ヶ月賦、総計4,700万円を返還する和解案が提示された。この和解案に対する市議会での議論では、反対を主張する議員が過半を占めたものの、採決では和解案受諾が決議されている。

行政機関

消防

  • 高田消防署(大中)
    • 高田消防署東出張所(東雲町)
    • 高田消防署南出張所(出)

国・県の機関

市内及び奈良県中南部の主要官公庁はほとんど西町・大中近辺に集中している。

国の機関

県の機関

  • 奈良県高田総合庁舎(大中)
  • 奈良県警察高田警察署(神楽)
  • 高田土木事務所(東中)
  • 中和労働会館(西町)
  • 高田旅券センター(幸町・オークタウン大和高田内)
  • 高田こども家庭相談センター(大中)
  • 高田しごとiセンター(西町)
  • 葛城広域行政事務組合(西町)
  • 京奈和自動車道用地事務所(根成柿)

司法

経済

産業

北葛城郡広陵町と並び繊維や靴下などの工業が発達し、中でもパンティストッキングの生産量は日本一である。しかしながら、近年の中国等からの格安繊維製品輸入の増大により、地場産業は存亡の危機にさらされている。

  • 産業別人口(2000年)
第1次産業328人
第2次産業12,036人
第3次産業20,321人
  • 2001年9月 - 大手スーパー・マイカル(本社、大阪市)経営破綻、サティ高田店は存続
  • 2005年5月 - 片塩町商店街火事
  • 2005年8月 - ダイエー大和高田店閉店
  • 2005年12月 - ライフ大和高田店、ダイエー跡に開店

企業

本社を置く企業

商業施設

市内の主な商業施設。

金融機関

市内に支店等を構える金融機関。

証券会社

市内に支店等を構える証券会社

日本郵政グループ

    • 大和高田郵便局(神楽)
    • 大和高田築山郵便局(築山)
    • 大和高田日之出郵便局(日之出東本町)
    • 陵西郵便局(市場)
    • 大和高田旭北郵便局(旭北町)
    • 大和高田片塩郵便局(片塩町)
    • 大和高田曽大根郵便局(甘田町)
    • 大和高田北本町郵便局(北本町)
    • 天満郵便局(根成柿)
    • 大和高田松塚簡易郵便局(松塚)
    • 大和高田東雲簡易郵便局(東雲町)
    • 大和高田出(いで)簡易郵便局(出)


  • ゆうちょ銀行
    • 大阪支店 ユニチカ・リアルティ内出張所(幸町)(ATMのみ)
    • 大阪支店 高田サティ内出張所(片塩町)(ATMのみ)

姉妹都市・提携都市

報道機関

地上波放送局

ケーブルテレビ

  • KCN(近鉄ケーブルネットワーク株式会社)

新聞社

読売新聞大和高田通信部は北葛城郡広陵町にある。
  • 中和新聞社

地域

学校教育

小学校
  • 大和高田市立高田小学校(大中東町)
  • 大和高田市立片塩小学校(旭北町)
  • 大和高田市立磐園小学校(有井)
  • 大和高田市立浮孔小学校(中三倉堂)
  • 大和高田市立浮孔西小学校(曽大根)
  • 大和高田市立陵西小学校(池田)
  • 大和高田市立土庫小学校(土庫)
  • 大和高田市立菅原小学校(根成柿)
中学校
高等学校
短期大学
その他の学校

社会教育

文化施設
  • さざんかホール
図書館
  • 大和高田市立図書館
公民館
  • 大和高田市立中央公民館
  • 磯野中央公民館
  • 磯野町公民館
  • 出公民館
  • 陸西公民館
  • 奥田公民館
  • 北敷島町公民館
  • 蔵之宮公民館
  • 新田町公民館
  • 菅原公民館
  • 築山公民館
  • 出屋敷公民館
  • 土庫公民館
  • 中町公民館
  • 西坊城公民館
  • 東中公民館
体育施設
  • 大和高田市総合体育館
  • 大和高田市立武道館
  • 中央公園
  • コミュニティープール

町名等

町名読み郵便番号町名読み郵便番号
秋吉あきよし635-0053曙町あけぼのちょう635-0012
旭北町あさひきたまち635-0036旭南町あさひみなみまち635-0035
有井ありい635-0072池尻いけじり635-0021
池田いけだ635-0077礒野いその635-0093
礒野北町いそのきたちょう635-0094礒野新町いそのしんまち635-0063
礒野東町いそのひがしちょう635-0061礒野南町いそのみなみまち635-0062
市場いちば635-0074いで635-0043
今里いまざと635-0031今里川合方いまざとかわいほう635-0032
内本町うちほんまち635-0087永和町えいわちょう635-0083
大谷おおたに635-0076大中おおなか635-0095
大中東町おおなかひがしちょう635-0091大中南町おおなかみなみちょう635-0092
大東町おおひがしちょう635-0016岡崎おかざき635-0073
奥田おくだ635-0052勝目かじめ635-0042
春日町かすがちょう635-0067片塩町かたしおちょう635-0085
甘田町かんだちょう635-0056北片塩町きたかたしおちょう635-0084
北本町きたほんまち635-0097蔵之宮町くらのみやちょう635-0044
材木町ざいもくちょう635-0011幸町さいわいちょう635-0015
栄町さかえまち635-0064三和町さんわちょう635-0014
昭和町しょうわちょう635-0013東雲町しののめちょう635-0017
神楽じんらく635-0025曽大根そおね635-0055
田井たい635-0041田井新町たいしんまち635-0047
高砂町たかさごちょう635-0081高田たかだ635-0022
築山つきやま635-0071土庫どんご635-0002
中今里町なかいまざとちょう635-0037中三倉堂なかみくらどう635-0045
南陽町なんようちょう635-0057西坊城にしぼうじょう635-0058
西町にしまち635-0096西三倉堂にしみくらどう635-0046
根成柿ねなりがき635-0051野口のぐち635-0075
東中ひがしなか635-0065東三倉堂町ひがしみくらどうちょう635-0034
日之出町ひのでちょう635-0022日之出西本町ひのでにしほんまち635-0024
日之出東本町ひのでひがしほんまち635-0023藤森ふじのもり635-0004
本郷町ほんごうちょう635-0082松塚まつづか635-0001
南今里町みなみいまざとちょう635-0033南本町みなみほんまち635-0086
吉井よしい635-0059掲載のない場合635-0000

団体・NPO

交通

大阪方面への通勤客が多い。

鉄道

道路

有料道路

一般国道

県道

その他

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

神社

寺院

レジャー

  • 高田温泉さくら荘(市営施設であったが現在は民間委託)
  • 高田川堤防の桜
  • 大中公園の桜
  • 文化会館さざんかホール
  • 総合公園・コミュニティープール 等

観光

祭り・行事

  • 高田御坊まつり
  • 奥田蓮取り行事(7月7日固定)
  • 天神社夏祭り(7月21日固定)
  • 天神社秋の地車だんじり)祭り(10月の体育の日を含む日、月曜日固定)
  • おかげ祭り

大和高田市出身の有名人

ゆかりの人物

大和高田市を舞台とした作品

  • 鉄道唱歌 第五集 関西・参宮・南海篇」(1900年11月)
    • 39. 高田わかれて右ゆけば 河内に走る線路あり
    • 40.右の窓よりながめやる 葛城山の南には 楠氏の城に名を挙げし 金剛山もつづきたり
  • 葛城みち」(司馬遼太郎
  • 竹内街道」(司馬遼太郎)

その他

市外局番

参考文献・出典

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外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

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