パンツァードラグーンについての最新情報、関連する画像や動画を紹介。(出典:Wikipedia)
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『パンツァードラグーン』(Panzer Dragoon)は、セガ製作のゲームシリーズ、およびその第一作のタイトル。このタイトルはドイツ語と英語からなっており、直訳すると「装甲の竜騎兵」といったような意味となる[1]。
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概要
古代文明が産み落とした生物兵器“攻性生物”によって人類が滅びつつある世界で、最強かつ伝説上だけの存在と言われていた「ドラゴン」を駆り、冒険を繰り広げるシューティングゲームである。ただし後述する『アゼル -パンツァードラグーン RPG-』のみはその名にもRPGとある通り、コンピュータRPGとして作られている。
シリーズ
- パンツァードラグーン
- シリーズ第一作。セガサターン(以下、SS)用ソフトとして1995年3月10日に発売され、後にはWindows用ソフトウェアやセガエイジス2500シリーズとしてプレイステーション2移植版が発売された。また後述のオルタにはおまけ要素として本作が丸ごと収録されている。プレイヤーは青いドラゴン(とは言っても、デザインの都合上「ほとんど白いドラゴン」である)に乗る青年を操作して、幻想的な世界を駆るドラマチックシューティング。画面構成は3Dで、ドラゴンの背後からの視点を基本とした奥スクロールシューティングスタイルだが、限定された範囲でドラゴンの位置を移動して敵の弾を避けることができる。また、視界を上下左右に、視点を前後左右に移動でき、奥スクロールでありながらもあらゆる方向から敵が出現し、それを撃退しなくては攻略は難しい。攻撃方法には連続的な直線攻撃が可能なショットと、複数の敵をロックしてから一斉攻撃するロックオンレーザーがある。
- シリーズ全体との区別のためにこの作品単体を指す通称としてアイン(ドイツ語で1の意)という呼び名がある。ジャケットイラストはフランスの漫画家メビウスが手がけた。
- パンツァードラグーン ツヴァイ (-Zwei)
- シリーズ第二作。ツヴァイはドイツ語で2の意。SS用ソフト、1996年3月22日発売。基本的なシステムは前作を踏襲。ステージ内に分岐ポイントがあり、一部ステージ構成が変化するなどのギミックが追加された。またゲームのプレイの仕方に応じてドラゴンが様々な形態に進化するという成長要素が加わり、より物語性が高くなった。さらに、溜めたゲージに比例した時間の間無敵状態で画面内の敵全てに自動的にロックオンして攻撃する強力な必殺技「バーサク」も追加された。
- 前作よりもカーソルの動く範囲が広くなっており、左右・後方等への視点変更速度も速くなり、ゲームのテンポも向上している。また、スコアアタックやステージ分岐、後述するパンドラボックスの開放など、前作よりもやり込み要素が多く追加されている。
- パンツァードラグーン ミニ (-MINI)
- ゲームギア用ソフト、1996年11月22日発売。パンツァードラグーン1に登場した「ブルードラゴン」の他、「レッドドラゴン」のどちらか片方を自機として選択可能で、全5ステージを攻略する。敵キャラクタや音楽等、2に偏った内容になっているが、ゲーム性としては、シリーズ特有の視点の左右への振り向きはボス戦の時やステージの一部に強制発生するのみで、簡略化され、ロックオンによる攻撃がレーザーを発射するのではなく、ボタンを離すと同時に敵が爆死するという奇妙な表現に変わっており、ボス敵のロックオン箇所が異常に少ない。また、ストーリー性はほぼ存在しない。
- キャラクタのデザインは全体的にデフォルメされており、かわいらしいデザインとなっているものの、一部の敵はセガサターン版1、2からほとんどデザインが変わらずに登場しているものもいくつか確認する事ができる。
- シリーズ唯一、ドラゴンに搭乗してる人間はおらず、各作品の設定資料に照らし合わせて見ても、他のシリーズと世界観を共有した作品と言うより、外伝的な位置づけの作品であると考えるのが妥当である。
- アゼル -パンツァードラグーン RPG- (-アールピージー)
- 三作目、SS用ソフトとして1998年1月29日発売。アゼルとは登場人物の名前である。なお日本以外では Panzer Dragoon Saga というタイトルになっている。シリーズ唯一のRPG作品でありシューティング的な戦いがコマンド入力によって表現されており、反射神経を求められたりするリアルタイム性はほとんど無い。しかしドラゴンの浮遊感や、シューティングの面影を残した戦闘システムには定評がある。これまで深くは語られなかった世界の成り立ちや歴史について多く触れられている。詳しくはAZEL -パンツァードラグーン RPG-を参照。
- パンツァードラグーン オルタ (-ORTA)
- Xbox用ソフト、2002年12月19日発売。プラットホームをXboxに移しグラフィックの美しさや操作性など全てにおいてパワーアップした作品。システム面でもシリーズを通して追加されてきた「バーサク」「モーフィング」など完成されている。おまけの「パンドラボックス」では世界に関する資料や攻性生物だけでなく、映像資料やミニゲーム、初代「パンツァードラグーン」をプレイ可能。
攻性生物
古代の文明において遺伝子改造技術によって生み出された生物兵器。四肢のある動物のようなものや一見しただけでは生物とは思えないようなものなど外見は様々だが、共通して強靭な装甲板のような外殻を持っている。
作品中の時代では古代の文明が失われてから数千年という長い時が経っており、コントロールする存在を持たなくなった攻性生物の多くは野生化し、生み出されたままの姿や能力は保っていない。それらは「変異種」と呼ばれ、人類にとってはもはや普通の動物とたいした違いの無い存在であり、家畜化されたり食糧としての狩猟対象となったりしている。また攻性生物には体内で鉱石を生成する特殊な性質があり、それを採取、加工して通貨とするという利用価値もある。変異種の大半の戦闘能力は低下しており、ほとんどは人類の脅威にはなりえない。
対して、生物兵器としての役割を持ち、旧時代の遺跡で今も活動を続ける物を「純血種」と呼ぶ。純血種はいずれも白い外殻を持つのが特徴で、変異種のそれとは明らかに異なる非常に高い戦闘能力を持つ。ほとんどの純血種は非常に機械的で洗練された姿をしており、かつ残忍である。
プレイヤーが操作するドラゴンもこの攻性生物に分類されており、白い外殻の純血種に相当する。
パンツァー語
このシリーズでは独自の架空言語が使われている。ぱっと見るとアイヌ語のローマ字表記にも、ラテン語にも見えるこの言語は公式な名称は無く、便宜の上、人々によってゲームの題目から取った「パンツァー語」と呼ばれている[2]。ちなみにアゼルのED曲である「Sona mi areru ec sancitu」とオルタのED曲である「Anu Orta Veniya」の歌詞はこの言語で綴られている。
パンドラボックス
『ツヴァイ』より追加されたモードで、クリア後に開放される所謂おまけモードのようなもの。モード内では、さまざまな特典があり、『ツヴァイ』『オルタ』では体力やドラゴンの形態、開始ステージなどゲーム中の設定を自由に変更してプレイ可能。『アゼル』では僅かだがミニゲームをプレイできたりシリーズのマスコット的存在の「ラギ」が沢山いるラギ牧場で和んだり出来る。
PS2版『パンツァードラグーン』では各種資料や撃墜率100%プレイ動画、プレイ画面を写しながらのコメンタリーなどがある。特に後者のコメンタリーでは製作の裏側などについて聞く事が出来る。
OVA
本作を原作とするオリジナルビデオアニメーションが1996年に制作された。実制作はProduction I.Gが担当し、当時はまだ珍しいデジタルアニメ制作が成された。しかしストーリーや設定がゲーム本編と著しく異なったり、3DCGと手描き取り込み部分との違和感が大きかったりするなどの問題が指摘されている。
スタッフ
- 原作: セガ・エンタープライゼス
- 監督: 高木真司
- 脚本: 黒田洋介
- 制作: ゼネラル・エンタテイメント
- 制作協力: Production I.G
キャスト
脚注
- ^ あくまで直訳した場合であり、ドラグーンという言葉には「竜を操るもの」「竜騎士」などの意味もある。また、開発段階の資料では、最初のタイトルは「機甲竜 Panzer Dragoon」だったらしい。
- ^ オルタになってメーカー側もパンツァー語と呼ぶようになった。
外部リンク
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