伊集院静についての最新情報、関連する画像や動画を紹介。(出典:Wikipedia)

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伊集院 静(いじゅういん しずか、男性、1950年2月9日 - )は作家作詞家

元の氏名は趙忠來(チョ・チュンレ、조충래)、のち日本に帰化した。帰化後の現在の本名は西山 忠来(にしやま ただき)。韓国系日本人2世。山口県防府市出身。山口県立防府高等学校立教大学文学部日本文学科卒。現在、宮城県仙台市に仙台出身で妻の女優篠ひろ子と共に在住。女優で作家の西山繭子は実娘、ファッションコーディネーターの西山栄子は実姉、かつて読売ジャイアンツに在籍した高橋明投手は元義兄にあたる。

趣味は野球観戦、麻雀競馬競輪ボクシング美術鑑賞、ゴルフ。高校、大学と野球部所属。芸能界、スポーツ界ともに人脈が広く長嶋茂雄松井秀喜武豊とも親交が深い。

目次

来歴・人物

広告代理店勤務を経てCMディレクターになる。広告代理店時代に最初の夫人と結婚、二女[1]をもうけるが、1980年に離婚。

1980年松原みきからコンサートツアーの演出を始め、以後松任谷由実松田聖子薬師丸ひろ子和田アキ子らのツアーのほかファッションショーも手がける。

1981年、『小説現代』に『皐月』を発表し作家デビュー。代表作に『機関車先生』山口県防府市を舞台とした自伝性の強い『海峡』三部作などがある。

1984年8月27日にかつてカネボウ化粧品の「クッキーフェイス」のCMキャンペーンガールで一緒に仕事をした女優の夏目雅子と7年の交際の後再婚したが、夏目は1985年9月11日に27歳の若さで急性骨髄性白血病で死去した。

伊達 歩(だて あゆみ)の名で作詞家としても活躍。近藤真彦に提供した『愚か者』で、1987年第29回日本レコード大賞を受賞した。その他『ギンギラギンにさりげなく』などのヒット曲がある。

1992年7月15日、『受け月』で直木賞を受賞。同年8月7日に現在の夫人女優篠ひろ子と再婚。

1993年、『乳房』が映画化、1997年、『機関車先生』がアニメ映画化し声優として参加している。更に2004年には実写映画化された。その他、テレビ化されたのは「夕空晴れて」「海峡」「あづま橋(橋の雨)」など。

2005年「ツキコの月」が帝国劇場中日劇場にて舞台化された。

エピソード

  • 近年、中学入試等国語の試験によく出題される作家でもある。
  • 過去に『週刊文春』で掲載されていた「二日酔い主義」、堂本剛と共著の「きみとあるけば」「ずーっといっしょ」、角川文庫等エッセイも数多く出しており、その小説やエッセイの随所に様々な花が登場するほどの花好きな作家としても知られる。季節の移り変わり、野にひっそりと咲く花や蝶、夜空の月やそれを取り巻く星など、文章の流麗さと自然描写には定評がある。
  • 実生活で、当時高校生だった実弟と妻の夏目雅子を若くして亡くしている影響もあるのか、哀愁漂う作風のものが多い。
  • 当初、立教大学ではなく美術大学に進学するつもりでいたが、当時義兄が巨人の野球選手だった影響で高校の夏休みを利用して東京に行ったおり、長嶋茂雄本人から「野球をするのなら立教に行きなさい」と言われた。その長嶋の一言で立教大学に進学を決めた。[2]
  • 1989年に取り壊された逗子なぎさホテルは、結婚前の7年間を過ごした伊集院の下宿先であり、後の妻・夏目雅子との愛をはぐくんだ場所でもある。
  • 長編小説『潮流』は、広告業界を舞台に、夏目雅子との出会いと共に仕事をした名CF、「アラビアのフロレンス」さながらの「日に焼けない小麦色」を制作していたディレクター時代に材を取って書かれた自伝性の強い作品といえる。後に大和和紀によって『天使の果実』というタイトルで漫画化された(現在は絶版)。
  • 伊集院が40歳を迎えた1990年に刊行され、後に映画化もされた短編集『乳房』も、あくまでも小説ではあるが夏目雅子との闘病生活の断片を下敷きに書かれたものと思われる。
  • エッセイ、小説を含め、夏目雅子をモデルに書かれたものは上記以外ない。その理由を尋ねられた理由に下記のコメントがある。「今の妻と一緒になったとき、先妻のことは一切口にしないと決めた。生きている人間が悲しむ方がつらいから、インタビューも一切受けない。向こうとの縁、かかわってきた人たちとの関係も全部、疎遠にして貰った。会いたいと言ってきても会いません。今の妻はできた人ですけど(ヨイショ)今のかみさんが生きている限りは、(先妻については)書かない。」[3]
  • 「伊集院静」というペンネームは実は自身に付けられたものではなく、とある小さな広告代理店に入社予定になっていた女性のコピーライターにつけられるはずの名前であった。[4]
  • 競輪と麻雀を中心にギャンブルにも造詣が深く、『週刊大衆』で『静と理恵子の血みどろ絵日記』を共筆している西原理恵子おけら先生と呼ばれたりもする。
  • 大和和紀の夫(雑誌編集者)とは長年親交があり、大和は『天使の果実2』の付録漫画、文庫版『瑠璃を見たひと』の解説の中で伊集院の意外な一面を暴露している。また、作詞家の阿木燿子は伊集院を「酒場ではいつもニコニコしてて、罪作りな程女性には優しい」と文庫版『白秋』の解説で評している。
  • 娘の西山繭子が小説を出版した際に連絡を取ったが「ああ、そうですか」とそっけない反応だったと語っていた。
  • 恋愛小説『白秋』『白い声』については、ラストは同じパターンで終わっている。ヒロインが知人の堕胎を思い留まらせようとしたり、妊娠に救いを求めている点で作者の心境の変化が窺われて興味深い。
  • 現在は仙台に居を置くが、実際には東京のホテル住まい。取材のため海外に出かけたりする機会が多く、過去に仙台に居るのは1年のうち1ヶ月位の年もあった。
  • 東京については、生涯のほとんどを過ごしているにも拘らず未だなじめず、故郷・防府に対しても「安堵はない」、仙台に至っては、犬が中心の家の片隅で仕事と競輪をやっているだけとエッセイで書いた事がある[5]

受賞歴

著書

  • あの子のカーネーション 文藝春秋 1989 のち文庫
  • 三年坂 講談社 1989 のち文庫
  • 神様は風来坊 文藝春秋 1990 のち文庫 
  • 乳房(1990年、講談社 のち文庫、文春文庫 
  • 時計をはずして 文藝春秋 1991 のち文庫
  • 海峡 新潮社 1991 のち文庫(幼年篇)
  • 峠の声 講談社 1992 のち文庫 
  • 白秋 講談社 1992 のち文庫 
  • ともかく静かに 長友啓典画 講談社文庫 1992
  • 受け月(1992年、文藝春秋 のち文庫、講談社文庫 
  • 瑠璃を見たひと 角川書店 1992 のち文庫 
  • 遠い昨日 講談社文庫 1993
  • あづま橋 集英社 1993 のち文庫、講談社文庫 
  • 潮流 講談社 1993 のち文庫 
  • 女神の日曜日 ぐうたら作家の困った毎日 徳間書店 1993 のち角川文庫 
  • 夢は枯野を 競輪躁鬱旅行 講談社 1993 のち文庫
  • 機関車先生(1994年、講談社 のち文庫、集英社文庫、文春文庫 
  • むかい風 集英社 1994 のち文庫
  • アフリカの燕 文藝春秋 1994 のち文庫 
  • キャッチ・ボウル 井伊孝彦共著 読売新聞社 1994 (よみうりのpicture books)
  • 暇なのに忙しかった一日 ぐうたら作家のギャンブル放蕩記 徳間書店 1994 のち角川文庫 
  • 稲越功一写真 講談社 1994
  • 半人前が残されて 文藝春秋 1995 のち文庫 
  • とんぼ 講談社 1995
  • ジゴロ 角川書店 1995 のち文庫 
  • 水の手帳 集英社 1995 のち文庫
  • 昨日スケッチ 講談社 1996 のち文庫
  • でく 文藝春秋 1996
  • 空の画廊 集英社 1996 のち文庫
  • 兎が笑ってる 文藝春秋 1996 のち文庫
  • 水のうつわ 幻冬舎文庫 1997
  • ピンの一 幻冬舎 1998 のち文庫 
  • プレゼント 小学館文庫 1998
  • 冬の蜻蛉 講談社文庫 1998
  • 春雷(海峡 少年篇)新潮社 1999 のち文庫
  • グラスの底に 集英社 1999
  • オルゴール 講談社文庫 1999
  • ロビンソン・クルーソー ダニエル・デフォー原作 講談社 1999 (痛快世界の冒険文学)
  • アフリカの絵本 講談社 2000 「アフリカの王」文庫
  • 岬へ(海峡・青春篇)新潮社 2000 のち文庫 
  • 犬が西向きゃ尾は東 角川文庫 2000
  • 可愛いピアス 文藝春秋 2000 のち文庫
  • ごろごろ 講談社 2001
  • 母の男言葉 文藝春秋 2001 のち文庫
  • きみとあるけば 朝日新聞社 2002 のち角川文庫
  • 白い声 新潮社 2002 のち文庫
  • 眠る鯉 文藝春秋 2003 のち文庫
  • 冬のはなびら 文藝春秋 2003 のち文庫
  • ずーっといっしょ。 朝日新聞社 2003 のち角川文庫
  • ねむりねこ 講談社 2003 のち文庫
  • ぼくのボールが君に届けば 講談社 2004 のち文庫
  • べっぴんの鯛 アートン 2004
  • 駅までの道をおしえて 講談社 2004 のち文庫
  • 美の旅人 小学館 2005
  • 旅行鞄にはなびら 文藝春秋 2005 のち文庫 
  • ツキコの月 角川書店 2005 のち文庫 
  • 宙ぶらん 集英社 2006
  • 犬からひとこと アートン 2007
  • 坂の上のμ 講談社文庫 2007
  • ヒデキ君に教わったこと 野球で学んだこと 講談社文庫 2007
  • Modesty 松井秀喜つつしみ深い生き方 ランダムハウス講談社 2007
  • 美の旅人 フランスへ 小学館 2007
  • 眺めのいい人 ゴマ文庫 2007
  • ノボッチと木 アシェット婦人画報社 2007
  • 峠の天使 アシェット婦人画報社 2007
  • 羊の目 文藝春秋 2008
  • タンタカとリンドン 西日本新聞社 2008
  • 少年譜 文藝春秋 2009

西原理恵子との「静と理恵子の血みどろ絵日誌」シリーズ

  • アホー鳥が行く 双葉社 2001 のち角川文庫
  • それがどうした 双葉社 2002 のち角川文庫
  • ぜんぜん大丈夫 双葉社 2003 のち角川文庫
  • たまりませんな 双葉社 2005
  • どうにかなるか 双葉社 2006
  • なんでもありか 双葉社 2008

「夢のゴルフコースへ」宮本卓写真・シリーズ

  • 夢のゴルフコースへ 米国西海岸編 学習研究社 2004
  • 美しきゴルフコースへの旅 学習研究社 2004
  • 夢のゴルフコースへ 米国ハワイ編 学習研究社 2005
  • 夢のゴルフコースへ 米国東海岸編 学習研究社 2006
  • 夢のゴルフコースへ スコットランド編 学習研究社 2008

作詞

脚注

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関連項目

外部リンク

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