惣流・アスカ・ラングレーについての最新情報、関連する画像や動画を紹介。(出典:Wikipedia)
こんなキーワードで検索されてます
こんなキーワードで検索されてます
惣流・アスカ・ラングレー(そうりゅう アスカ ラングレー、SORYU ASUKA LANGLEY)は、『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する架空の人物。声優は宮村優子。なお、新劇場版に登場する式波・アスカ・ラングレー(しきなみ-)についてもこの項で説明する。
目次 |
プロフィール
人物
ドイツ3/4、日本1/4の血を持つクォーターで金髪碧眼。国籍はアメリカ。4歳の時に、エヴァンゲリオン操縦の二番目の適格者として選出され、以降、セカンドチルドレンとして英才教育を受けた。容姿端麗な美少女で、14歳にして大学を卒業している天才。EVA弐号機とのコンタクトはドイツ語を基準にしているが、日本語も流暢に話すことができる。劇中では性格の幼さと、プライドの高さの描写が顕著である。ネルフ関係者以外でその本性を知る人間はほとんどいない為、学校ではアイドル的存在となっていた。一人称は基本的に「あたし」。
口癖の「あんたバカぁ?」は、当時としては非常に過激でセンセーショナルであり、話題になるとともに、演じた宮村優子の名台詞[3]としても定着した。
母は惣流・キョウコ・ツェッペリン。父親はキョウコの死後、女医と再婚しているが、詳細は不明。
碇シンジとの夫婦漫才のような掛け合いで、シリーズ中盤を明るくすることに貢献したが、終盤には生い立ちと内包していた脆さから悲惨な運命をたどる。
性格
異常とも言える程プライドが高く、勝気で負けず嫌い、且つ自意識過剰ぎみな性格。社交性は他のパイロットと比較して高い。
EVAシンクロ用のインターフェイスヘッドセットを髪留めとして常に着用するほど、EVAパイロットの適格者、チルドレンであることに拘りを持つ。しかし、シンジにシンクロ率を追い抜かれてしまったことが引き金となり、次第に自信を失っていき、使徒に敗北することで自分の存在理由を見失う。初号機の凍結中に起こった第15使徒アラエルとの戦闘で、使徒の攻撃によって深い精神汚染を受けた際の対応から、特務機関ネルフという組織が自分の価値を綾波レイより軽視していると感じ、自己を見失う。EVAとのシンクロ率は2桁を切るという状態になり、弐号機の起動すら不可能になる。更に加持の死を知り心の拠り所を失った彼女は、物言わずベッドに横たわるだけの廃人と化した。
EVA接触実験の失敗による後遺症で精神を病んだことで人形をアスカであると思い込み、自分を全く見てくれなくなった母親を振り向かせようと、努力を重ねた幼少期の過去がある。しかし、母が自殺してしまったことが深いトラウマとなっており、「もう泣かない」「誰にも負けられない」と決意したことで、転じて「周りから必要とされる価値ある自分でいなければならない」という一種の強迫観念を根底に持ってしまい、脆さと紙一重の強さを持った人格を形成するに至った。
声を当てた宮村優子はアスカについて「今で言うところのツンデレ。異性として気になるのはシンジだけど、なかなかそれを表に出すことが出来ない[4]」と評する。その一方、劇中後半での精神崩壊への過程や、EVA量産型との戦闘における鬼気迫る表情、追加されたシーンも含め補完計画中に吐露されたシンジへの独占的な執着心などから、「(ツンデレというより)ヤンデレでは」との指摘もある。『ヤンデレ大全』(出版社:インフォレスト)では彼女を「前半はツンデレ、後半はヤンデレ」と時系列に分けて解説している。
交流
注釈がある場合を除き、主に原作(アニメ版)での対人関係
碇シンジ
ユニゾン特訓以降、ミサトの家で同居を始めたシンジとは、馬鹿にした態度をとりつつも、同年代の異性として意識していると見られる姿勢・言動もある。「シンジ」または「バカシンジ」と呼んでいる。
サンダルフォン戦勝利直後、そのまま落下しかけた際、通常装備で救助に来た初号機に対しては「無理しちゃって」と笑顔を見せた。ミサトと加持の関係回復時、「暇つぶしに」という名目で自分から持ちかけシンジとキスをする。
第14使徒ゼルエル戦において弐号機、及び零号機が完敗した前後、彼のシンクロ率がアスカを超えたことを契機に、決定的に関係が悪化。以後から劇場版へ至るまでシンジへの愛憎入り交じった、一種異様な敵愾心と執着を見せ始めるようになり、補完計画の最中における対話では独占欲を前面に押し出した想いを見せた。
ビデオフォーマット版追加シーン等を中心に示唆されたアスカの想い(出会って間もない頃から惹かれてたこと、上記キスを含めて不器用なアプローチをしてたことなど)と、シンジの曖昧な態度は温度差が激しく、アスカを傷つけ、渇望するが故に反発せざるを得ない、後の凄惨なやりとりに繋がっていった。
綾波レイ
同じEVAパイロットのレイに対しては、「優等生」・「人形」もしくは「ファースト」等と呼び、敵視した。また、レイ自身がアスカを、『弐号機パイロット』としか認識していない態度に疑問も感じていた。
唯一第13使徒戦後には、病院でシンジの容態等について、会話に自然に応じていた。弐拾弐話においては二人きりのエレベーターにてレイの「心を開かなければ、エヴァは動かない」という発言に、余裕を失っていたアスカは激昂し関係は決裂した。
レイとシンジの関係を気にしていた面があり、拾弐話などでは二人の関係を間接的に問う様なシーンがある。零・初号機のパイロット互換テストの実験中にも、シンジの「綾波の匂いがする」との発言に自覚のない嫉妬心を覗かせた。ビデオフォーマット版弐拾弐話では、駅ホームで談笑する二人を見かけた際も、「元の鞘」と評して以前からの不愉快さを示している。
葛城ミサト
同居人かつ保護者。「ミサト」と呼び捨てで呼んでいる。来日以降、彼女の家にシンジと共に住むことになった。加持との関係にアスカは気をもみ、復縁が明確化されてくると嫌悪感を見せるようになる。
加持リョウジ
強い憧れを抱く(演じた宮村によると母親のトラウマから早く大人へという背伸び的なもの。そのため人形遊びするなどそれがない後述の式波アスカには加持への関心がない)。アスカが子供であるといい真面目に相手をしようとはしない。
碇ゲンドウ
劇中でゲンドウと直接会話するシーンはなく、対第15使徒アラエル戦でゲンドウがアスカを救援した理由も、彼女の身を案ずる為ではなかったのが「今、弐号機を失うのは得策でない」という発言から伺える。
その他の人物
クラスメートの、洞木ヒカリとは親友である。
同じくクラスメートの鈴原トウジや相田ケンスケとは犬猿の仲とも言え、シンジと合わせて「3バカトリオ」と呼んでいた。
渚カヲルとはアニメ版で直接の対面や交流はないが、漫画版では弐号機パイロットの座を争うライバルとして敵視していた。
漫画版
漫画版(貞本エヴァ、貞本版)では、正式な父親はおらず、精子バンクにより生まれた子になっている。これは母親が夫との子に恵まれ無かった結果夫が他の女性との間に子をもうけ、その代償行為として不妊治療でもうけた子供であるという経緯がある。ドイツに養母がいるが、「うわべだけは仲がいいだけ」である。
シンジとは、自分の出自を告白したり、シンジが自らアスカに説教したりと、より自然体で打ち解け合っている。ユニゾン作戦で本気になる動機もTV版とは異なっていて、監視カメラも無く完全に二人でユニゾンを完成させている。使徒殲滅後の着地の失敗の件で、最初こそ喧嘩はするものの「特別に許す」など、余裕を持って見つめあい会話を交わしている。また同居の理由がアスカ自身の意志となっている。
しかし、アニメ版と同じく心理的に追い詰められていき、渚カヲルの早期の登場によりEVAパイロットとしての地位の危うさを思い知らされた直後、使徒アラエルの精神攻撃により廃人となる。彼女を起こそうとしたシンジに襲いかかって首を絞めようとするが、これはかつて幼い彼女自身が廃人となった母親に絞め殺されそうになった事の繰り返しとなった。
パラレル作品
漫画作品『鋼鉄のガールフレンド2nd』や『碇シンジ育成計画』等のいわゆる「学園エヴァ」では、シンジの幼馴染として設定されており、突然転校してきた綾波レイとシンジの関係にやきもきするという役柄で描かれる。
『ぷちえう゛ぁ』でもシンジの同級生として描かれるが、粗暴な素振りや描写は抑えられている。キャラクター辞典では性格を「ツンデレ」と明記されている。
新劇場版
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』に初登場するアスカは、日本姓が「式波」と改められた。
ユーロ空軍のエースで、階級は大尉。第8の使徒との戦い等を経て、シンジ達への見方や人生観を変化させ、他者とのふれあいによって笑うことができるようになった自分を発見する。当初はレイを「(ゲンドウの)えこひいき」、シンジを「(同じくゲンドウの)七光り」と呼び見下す。ゲーム機を持ち歩いており、起動音からワンダースワンであることが分かる。転居当初、自室でパペットを用いて「私は特別」「一人でやるしかない」と自分に語りかけるシーンがあった。このパペットは3号機の起動実験の時も待機室に持ち込まれており、「ASUKA」の刺繍が入っている。
第8の使徒戦後、独りでは何も出来なかったことを認め、シンジの呼び方を「バカシンジ」とし、自分を「アスカ」と呼ぶことを許可した。さらにレイにも弁当を渡すシンジの姿を見て露骨な焼きもちを見せたり、シンジ好みの味の料理を作ろうとするなど、シンジへの好意や独占欲を見せるようになった。加持には興味を示していない。本部エレベーター内でのレイとの対話では、「碇指令のおすまし人形」と思っていた彼女が、シンジに真摯な思いを寄せていると考えるようになる。その後、レイがシンジとゲンドウの和解のために食事会を予定したその日がEVA3号機の機動実験と重なることを知り、自ら3号機の実験パイロット役を志願する。3号機搭乗の直前、自分は孤高に生きているが、他人と触れ合うのも悪く無いとの考えをミサトに打ち明ける。起動直前のエントリープラグの中では「そっか、私笑えるんだ」とつぶやく。しかしその直後3号機は第9の使徒によって侵食され、ダミーシステム制御に切り替えられた初号機によってアスカが搭乗したまま使徒として処理された。その後生存が確認されたが、身体の侵食痕は消えたが精神汚染の恐れがある、との理由により厳重に隔離され、その後本編内での登場は無かった。
『Q』の予告編には左目を眼帯で覆いプラグスーツを着用して、青空をバックに笑顔で登場した。
ゲーム版
スーパーロボット大戦シリーズでも変わらずEVA量産機に襲われるが、撃破される寸前で味方部隊、あるいはシンジが救出に訪れ、以降も無事に復帰する。初参戦した『F』ではマジンガーZを旧型とバカにして甲児とケンカをしていた。
『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド特別編』の追加エンディングでは弐号機パイロットを辞め、加持と共に暮らす事になる。シンジとマナが旅立つ際、主婦のような格好で別れの挨拶をするシーンがある。
名前の由来
名前の由来は、旧日本海軍の御召艦蒼龍(初代)、航空母艦「蒼龍(2代目)」とアメリカ合衆国海軍航空母艦ラングレイ(CV-1)、ラングレー(CVL-27)(ただし、前者は沈没時は水上機母艦)、および、和田慎二の漫画『超少女明日香』の主人公・砂姫明日香から[5]。またアスカ(=明日)の母キョウコ(=今日)との言葉遊び。余談ではあるが、2009年に海上自衛隊の潜水艦そうりゅうが就役した。
新劇場版の「式波」については、旧日本海軍の駆逐艦に敷波型の敷波(初代)、綾波型とも呼ばれる吹雪型駆逐艦特II型の敷波(2代目)、海上自衛隊の護衛艦にあやなみ型護衛艦のしきなみが存在する。
その他
- テレビ版第弐拾弐話の冒頭1カットのみ岩男潤子が声をあてている。この話は、宮村や岩男以外も様々な出演声優が他のキャラクターの声で入り乱れている演出であるため、クレジットなどはされていない。
- 第弐拾弐話でアスカが踏みつけた猿のぬいぐるみは、アスカ役の宮村優子が当時描いていたイラストを基にデザインされている。宮村によると、弐拾弐話の収録前に庵野秀明監督から「ぬいぐるみは何が好き?」と聞かれ「お猿」と答えたら「今度それを踏み潰すから」と言われ、一瞬頭が真っ白になったという[6]。
- 新劇場版では、アスカが好むぬいぐるみとして手を入れて動かせる女の子のパペットが描写されている。
- お笑いコンビ桜の稲垣早希は、アスカのモノマネを中心に活動しており、エヴァンゲリオン漫才というネタをもつ。バラエティ出演時は常にアスカのコスプレで登場する。また、宮村優子とも親交を持ち、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の公開の際には、公式サイドの映画宣伝にも一役買っている。
- ロックバンド・L'Arc〜en〜Cielのメンバーtetsuがアスカへ向けて作ったバラード「あなた」がある。この曲の詞のあなたとは自分にとって『新世紀エヴァンゲリオン』のヒロインの一人「惣流・アスカ・ラングレー」のことだとコメントしており、曲も劇場版の『エヴァンゲリオン』を見て「アスカへ向けて『心を開いてくれ』という思いで作ったもの」であるという。ちなみに作詞をしたhydeは、「僕のおばあちゃんへ向けて書いた詞です」とのこと。
- 設定では金髪碧眼であるが、それに従った場合実際に塗る色は黄色や黄土色になり、特にテレビ画面では見栄えが汚くなるため茶色に変更された。色の心配がないコミック版では設定に忠実に金髪にされている。また、新劇場版ではテレビアニメ版よりは薄く明るい茶色で、見ようによっては暗い金色に見えるように描かれている。
- テレビ版では家事全般をシンジに押しつける一方であったが、新劇場版では自発的に甲斐甲斐しく台所に立つシーンがある。
- 全般的にテレビ版と比較して、新劇場版では体の線を強調する等の露出度が高い描写が多い。また、EVA搭乗時に使用する髪留めもデザインが異なる。
脚注
カテゴリ: 書きかけの節のある項目 | 新世紀エヴァンゲリオン | ロボットアニメの登場人物 | 漫画の登場人物
