蕨市についての最新情報、関連する画像や動画を紹介。(出典:Wikipedia)
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蕨市(わらびし)は埼玉県南東部にある人口約7万人の市である。
目次 |
概要
全国の市の中で最も面積が狭く、区町村を含めても10番目に狭い。人口密度は全国の市町村で最も高いが、特別区全体(20,892人/km²)より高くはなく、市区町村では15番目である(2010年1月1日現在)。2000年代前半時には東京特別区より高かった時期もあった。
主に住宅地からなるが江戸時代には蕨宿が置かれ、中山道の宿場町として非常に栄えていた。この地で1946年から開催されている成年式が成人式のルーツといわれている。全国的に珍しい有料公衆便所条例が存在したが、2009年11月現在、無料に変わっている。
歴史
「蕨(わらび)」という地名はいつごろから言われているか不明であるが文献上、初めて「わらび」が見られるのは1352年8月17日(観応3年6月29日)付の「賀上家文献」で「蕨郷上下」と記されており、ここで初めて蕨が文献で確認された。蕨市役所付近には日本古来の日本住宅など多く残されており、旧中山道沿いに栄えた当時を偲ばせる美しい建物も多い。
地名の由来
蕨という名前は歴史が古く地名の由来は文献にも残されていないが、諸説伝わっているうちの主に2つの説が有力とされている。
- 源義経が立ちのぼる煙を見て「藁火村」と名付けた、在原業平が藁をたいてもてなしをうけたところから「藁火」と命名したという「藁火」説。
- 憎慈鎮(じちん)の「武蔵野の草葉にまさるわらびをげにむらさきの塵かとぞみる」の歌をもって名付けた近隣の戸田市や川口市にもある地名の青木、笹目、美女木などの植物にならって命名したという「蕨」説。
地理
埼玉県の「中央地域」と呼ばれる県南東部京浜東北線沿線地域の市の一つ。北をさいたま市、西を戸田市、東を川口市に接する。市域はおおむね平坦で、大きな山や川などはない。土地利用は主に住宅地からなる。
蕨駅は川口市に近接する市東部に存在し、この周辺が蕨市街である。蕨駅東口の繁華街は川口市域の敷地を一部含んでおり、川口市側の敷地も含め一体化する形で蕨市街が形成されている。
蕨駅西口の商店街は戸田市などからも多くの買い物客が来るほど栄えている[1]。
隣接している自治体・行政区
地域
現行町名
- 塚越 (蕨市)一丁目 - 七丁目
- 錦町 (蕨市)一丁目 - 六丁目
- 南町一丁目 - 四丁目
旧町名・大字
現在の蕨市内の町名は1966年(昭和41年)10月1日に施行した住居表示によって設定されたものであるが、かつては下記のような町・大字があった(括弧内は現在の町名)。
- 大字塚越(中央一丁目・二丁目、南町一丁目 - 三丁目)
- 大字蕨(中央一丁目 - 七丁目、錦町一丁目 - 六丁目、北町一丁目 - 五丁目、南町一丁目 - 四丁目)
- 塚越末広町(塚越一丁目・二丁目) - 1958年(昭和33年)に大字蕨、大字塚越の各一部より新設。
- 東町一丁目(塚越三丁目・六丁目) - 1964年(昭和39年)に大字塚越の一部より新設。
- 東町二丁目(塚越三丁目・五丁目・六丁目・七丁目) - 1964年(昭和39年)に大字塚越の一部より新設。
- 東町三丁目(塚越四丁目) - 1964年(昭和39年)に大字塚越の一部より新設。
- 丁張町一丁目(南町三丁目)
- 丁張町二丁目(塚越五丁目)
- 丁張町三丁目(塚越七丁目)
大字蕨および塚越は範囲が広いため、通称の町名を使用していた。現在も町会名・バス停名に残るものもある。
その他町名には残っていないものもあるが、以下の耕作地名があった。
- 蕨宿 - 前谷(まいや)、松原、赤田、鍛治作、新兵ェ(しんべ)、下高野(しもごや)、宮田、助縄(すけなわ)、仁中歩(にちぶ)、金山、穂保作(ほぼさく)、荒井前(あらいめ)
- 塚越村 - 仁中歩、大荒田、丁張
人口
| 蕨市と全国の年齢別人口分布 | 蕨市の年齢・男女別人口分布 |
■紫色 ― 蕨市 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 |
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| 総務省統計局 / 国勢調査(2005年) | |
行政
歴代市長
- 高橋庄次郎(たかはし しょうじろう)(1959年4月〜6月)
- 岡田徳輔(おかだ とくすけ)(1959年6月〜1963年6月)
- 広田達雄(ひろた たつお)(1963年6月〜1967年6月)
- 金子吉衛(かねこ きちえい)(1967年6月〜1975年6月)
- 田中啓一(たなか けいいち)(1975年6月〜2007年6月)
- 頼高英雄(よりたか ひでお、正しくは賴髙)(2007年6月〜)
合併構想
- 川口市、鳩ヶ谷市との新設合併案があった。新市庁舎の位置や合併予定期日も決定していたが住民投票で5位だった「武南市」の市名が合併協議会で可決されたことに対し市民の反発があったとして川口市は法定合併協議会からの離脱を決定、合併構想は消滅した。
- 「川口市」(1万4778票)は「武南市」(579票)の26倍の得票を獲得していた(人口1人あたりの新市名公募アンケート投票数は川口市の方が他の2市より高かった)。
合併までの背景
- 1983年11月 - 県南5市協議会(川口、草加、蕨、戸田、鳩ケ谷)発足。
- 2002年12月26日 - 合併協議会設立。会長は蕨市長、副会長は川口市長、鳩ケ谷市長。
- 2003年
- 戸田市が川口、蕨、鳩ケ谷との合併協議会に不参加を表明。
- 12月24日 - 合併協議会解散、法定合併協議会設立。
- 2004年
川口市議会においても新市名が「川口市」もしくは「かわぐち市」ではなく「武南市」とされたことなどに嫌悪し合併反対という結果が出た為、合併構想は破綻した。
広域行政
- 戸田競艇組合(川口市、戸田市と共に競艇関連の事務を行っている)
- 蕨戸田衛生センター組合(戸田市と共にごみ処理及びし尿処理を行っている)
- 埼玉県南5市まちづくり協議会(川口市、草加市、蕨市、戸田市、鳩ヶ谷市で構成されている)
市の象徴
- 市の木(ケヤキ)
- ニレ科・ケヤキ属。落葉高木で、街路樹などで立派な緑を作っている。
- 市制20年を記念して、1979年11月3日に制定された。
- 市の花(サツキ)
- ツツジ科・ツツジ属。花が陰暦五月に咲くため「皐月」と呼ばれている。
- 市制20年を記念して、1979年11月3日に制定された。
- 市の草花(ニチニチソウ)
- キョウチクトウ科。日々、次々と新しい花が咲くところから「ニチニチソウ」と呼ばれている。
- 市制30年を記念して、1989年11月3日に制定された。
- 市のマスコット(ワラビーくん)
- 1989年の市制施行30周年を記念して小型でかわいらしく元気に跳ねて未来へ羽ばたく蕨市の願いを込め、また「わらび」と「ワラビー」の発音が似ていることから蕨市のマスコットキャラクターに制定された。
姉妹都市・提携都市
姉妹都市
友好都市
公共施設
- 蕨市役所塚越連絡室
- 市民体育館
- 老人福祉センターけやき荘
- 総合社会福祉センター
- 交流プラザさくら
- 福祉・児童センター
- 保健センター
- 中央公民館
- ユースパル・蕨市立勤労青少年ホーム
- 家庭児童相談室
- 福祉児童センター
- 東公民館
- 西公民館
- 南公民館
- 北町公民館
- 下蕨公民館
- 旭町公民館
- 塚越児童館
- 塚越コミュニティーセンター
- 図書館
- 歴史民俗資料館
- 学校給食センター
- 蕨市立病院
- 蕨市水道部中央浄水場
- 塚越浄水場
- 富士見公園事務所
- 大荒田交通公園事務所
消防
- 蕨市消防本部・消防署
- 塚越分署
警察
- 蕨警察署
- 北町交番
- 蕨駅東口交番
- 蕨駅西口交番
- 南町交番
郵政
郵便番号は市内全域が「335-00xx」である。
- 03051 蕨郵便局 - 風景印配備局。郵便事業蕨支店も配置しており、戸田市域も集配する。
- 1893年 - 設置
- 03134 蕨駅前郵便局
- 03207 蕨南町郵便局
- 03295 蕨塚越郵便局
- 03337 蕨中央七郵便局
- 03472 蕨錦町郵便局
教育
小学校
- 蕨市立中央小学校
- 蕨市立中央東小学校
- 蕨市立東小学校
- 蕨市立西小学校
- 蕨市立南小学校
- 蕨市立北小学校
- 蕨市立塚越小学校
中学校
- 蕨市立第一中学校
- 蕨市立第二中学校
- 蕨市立東中学校
高等学校
交通
市東部を京浜東北線(東北本線)が北西から南東に斜めに縦断、市西部では国道17号が線路の1キロメートルほど西方を平行して走っている。
鉄道
なお塚越、南町の一部は西川口駅、錦町は北戸田駅、戸田駅(埼京線)が最寄り駅になる場合がある。
バス
- 国際興業バス
- 蕨市コミュニティバス『ぷらっとわらび』[1]
- 川口市コミュニティバス『みんななかまバス』(運行主体は川口市だが、一部区間は蕨市内にも乗り入れている)
タクシー
タクシーの営業区域は県南中央交通圏で、川口市・さいたま市・鴻巣市・上尾市・戸田市などと同じエリアとなっている。
道路
- 国道
- 主要地方道
- 一般県道
- 埼玉県道110号川口蕨線
- 埼玉県道111号蕨鳩ヶ谷線
- 埼玉県道117号蕨停車場線
- 埼玉県道235号大間木蕨線(蕨市内では蕨鳩ヶ谷線と重複している)
- 埼玉県道236号新倉蕨線
名所・旧跡・建築物
祭・イベント
- 塚越稲荷神社初午祭
- 毎年3月の第2土曜・日曜に開催。約10トンもする大神輿を担いで蕨市中心地区(旧・中山道付近から塚越稲荷神社)を威勢のいい太鼓のリズムに合わせて市内を練り歩く。
- 和樂備神社例大祭
- 毎年10月の第3土曜・日曜日に開催。神輿・山車などで和樂備神社近辺を中心に練り歩く秋祭り。
- 宿場まつり
- 毎年11月3日に開催。旧・中山道を中心に開催される。
- 機まつり
- 毎年8月初旬に蕨駅西口商店街で開催される。
その他
出身の有名人
- 吉岡秀隆(俳優)
- 勝村政信(俳優)
- 松島茂(文化放送アナウンサー)
- 町亞聖(日本テレビ元・アナウンサー、現・報道局キャスター)
- 河本香織(日本テレビ元・アナウンサー、現・PR局宣伝部社員)
- 小島奈津子(元フジテレビアナウンサー、現・フリーアナウンサー)
- 鈴木鼓太郎(プロレスラー、プロレスリング・ノア所属)
- 坂元弥太郎(プロ野球投手、横浜ベイスターズ所属)
- 高見沢俊彦(ミュージシャン・THE ALFEEリーダー)
- 榎本達也(サッカー選手、ヴィッセル神戸所属)
- 美月優(演歌歌手)
市内在住の有名人
関連した企業の歴史
- 1960年 - 株式会社マイクロエース(鉄道模型、プラモデルメーカー。1996年までは「有井製作所」)創業。
- 1962年9月 - 株式会社ツツミ(ジュエリーツツミ)が、蕨市中央で創業(現本社も同じ)。
- 1963年4月 - 株式会社安楽亭が、蕨市塚越に焼肉店安楽亭を創業。
- 1972年12月 - 大日本印刷株式会社が、蕨市錦町に蕨工場を開設。
- 1985年2月 - 株式会社オプトエレクトロニクスが、蕨市塚越に本社社屋を建設し本社所在地を移転(現本社も同じ)。
- 1986年4月 - 沖電気工業株式会社が蕨市中央にソフトウェアの開発拠点となるシステムセンターを建設。
- 1997年7月 - 株式会社キャンドゥが、現在の事業の基幹となった大型路面直営店の第1号店として蕨東口店をオープン。
脚注
外部リンク
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