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東京学芸大学附属高等学校
過去の名称東京学芸大学教育学部附属高等学校
国公私立の別国立学校
設置者国立大学法人東京学芸大学
設立年月日1954年
共学・別学男女共学
課程全日制課程
単位制・学年制学年制
設置学科普通科(8学級)
高校コード13006A
所在地154-0002
東京都世田谷区下馬4-1-5
北緯35度38分5.4秒東経139度40分42.8秒
外部リンク公式サイト
Portal:教育
ウィキプロジェクト 学校
 Template‐ノート:日本の高等学校 

東京学芸大学附属高等学校(とうきょうがくげいだいがくふぞくこうとうがっこう)は、東京都世田谷区下馬にある国立高等学校。通称「附高(ふこう)」、「学附(がくふ・がくつき)」。

目次

概要

50年以上の歴史を有する進学校。首都圏有数の進学実績を誇り、東大合格者数上位十傑に毎年名を連ねる。2004年4月をもって東京学芸大学教育学部附属高等学校から現在の名称に変更された。附属校であるが、東京学芸大学への内部進学制度はない。

世田谷区にある本校の他に、海外帰国子女受け入れを目的とする大泉校舎が存在している。ただし、本校にも帰国子女の受け入れ枠がある。2006年1月26日、附属高校大泉校舎と附属大泉中学校を統合・再編し、中高一貫教育を行う「国際中等教育学校」とすることが発表され、翌年4月東京学芸大学附属国際中等教育学校が開校した。

所在地

沿革

  • 1954年4月 開校
    開校当初は本部は世田谷区下馬に置かれたが、校舎は竹早校舎(文京区竹早)と世田谷校舎(世田谷区深沢)に分かれていた。
  • 1960年 下馬校舎設置
  • 1961年 竹早・世田谷両校舎を廃止して下馬校舎(本校)に統合
  • 1974年10月 大泉校舎開校
  • 1975年 本校にタイ国留学生受け入れ開始
  • 1976年 本校に海外帰国子女受け入れ開始
  • 2004年4月 東京学芸大学教育学部附属高等学校から、東京学芸大学附属高等学校に改称
  • 2006年1月 附属高校大泉校舎と附属大泉中学校を統合・再編して国際中等教育学校とすることを発表
  • 2007年4月 国際中等教育学校を開校。

学校生活

生徒構成

1クラス45人編成で、A組からH組までの8クラス(360人)×3学年の24クラス(1,080人)が定員となる。実際には転校等による転出や、上記のとおり入学試験制度が複数に別れていることなどによって、全校の在籍人数は1,059人となっている(2007年4月現在)。

1クラスには前述した4つの附属中学校からの内部進学者と外部進学者、さらには帰国子女(一学年に15人程度)とタイからの留学生(一学年に3~5人程度)が混ざって構成される。

設備

校内は非常に広く、大きなグラウンドが2つ(大グラウンド・芝グラウンド※現在は芝はない)と体育館が3つ(大体育館・小体育館・柔道場)、さらにはそれらとは別に講堂、西館、別館がある。L字型の校舎は歴史を感じさせる芸術的な造りとなっており、テレビドラマや映画の撮影に使用されることもある。正門から昇降口までは見事な銀杏並木が並んでいる。季節を通して美しい並木の様子から「ロマンス街道」と呼ばれている。

2005年度までは図書館やPCルームなど一部を除いてはクーラーなどの設備が整っていなかった。後に、卒業生や保護者から寄付金を募るという形で全普通教室に冷暖房が完備されるに至る。遠距離通学の生徒や下宿生が多いにもかかわらず校内に食堂がない。

国内の高校としてはかなり早い時期にコンピュータ教育を取り入れており、アップル社のHPでは、その授業風景が特集されている。

教育

文理の教科選択は3年生からであり、2年生までは文理を問わず社会科や理科を幅広く履修する。授業の内容は一応教育課程と教科書に沿ってはいるが、多くの教科は教科書の水準を質量共に上回る発展的な授業を展開する。大学入試をまったく意識していない訳ではないが、入試対策は授業では殆ど行われない。

学校行事

6月に行われる体育祭、9月に行われる辛夷祭(文化祭のこと。「こぶしさい」と読む。通称「こぶし」)、1月に行われる下馬祭(合唱コンクールのこと。「しもうまつり」と読む。通称「げばさい」)は「附高三大祭」などと呼ばれている。

中でも9月に行われる辛夷祭は全校的な盛り上がりを見せる。クラスごとに出し物を決めて参加するが、毎年1年生は娯楽、2年生は食品販売・模擬店(各部活も食品関係の模擬店が多い)、3年生は演劇が多い傾向にある。特に3年生各クラスの演劇はセット等も自作する本格的なものが用意されることもあり、辛夷祭の目玉となっている。その他にも音楽部や演劇部、合唱部、中庭ステージ(通称「中ステ」)でのライブなど出し物も行われる。また、辛夷祭で発行された文芸同好会の部誌に掲載された作品の一部は『凱風電子版』というサイトで読む事ができる。タイ国留学生によって毎年出店されるタイ風喫茶店は、タイ料理も提供される本格的なものとなっている。一部保護者より、3年次の夏休みを辛夷祭のクラス演劇に費やすことが大学受験の障害になるのではないかという指摘がなされ、辛夷祭そのものが7月に開催されたこともあったが、現在では9月初旬~中旬の開催に戻っている。

他の行事としては修学旅行・マラソン大会(こどもの国)・球技大会・カルタ大会・地理実習・地学実習・科学技術実習・古典劇鑑賞・現代劇観賞・プラネタリウム見学・スキー教室などがある。1年時に参加必須の夏の妙高山登山、冬のスキー教室(希望制)は妙高寮にて行われる。また実習や劇鑑賞には必ずといって良いほどレポートを要求される。

通学路

最寄り駅からの通学路は、東横線学芸大学駅前の交番には本校までの地図が常備されているほど複雑である。 田園都市線三軒茶屋駅からも歩けるが、渋谷駅での乗り換えの便などから田園都市線沿線の生徒以外は殆どが学芸大学駅から通学している。 なお、渋谷駅南口から「学芸大学付属高校」まで東急バスが出ている。

また学区制限がないこと[1]、帰国子女を受け入れていることから、近隣で一人暮らしをしている生徒も存在する。

制服

本校では、制服着用義務が生徒に課せられている。

冬服は制定されてから半世紀間不変のデザインとなっており、すでに伝統として深く根を下ろしている。 男子の上着は紺色の学生服に銀色のボタン、詰襟の左襟には泰山木の花をかたどった大きい銀の校章バッジをつけ、白いプラスチックのカラーを入れる。女子の上着は身頃・襟とも紺のセーラー服に紺色の3本ラインとなっており、襟には男子と同じデザインの校章バッジと胸当てをつけ、青いスカーフを、スカーフの両端にプリーツを折ってから結ぶ、蛾結びと呼ばれる独特の型で結ぶ。しかし最近では女子のスカーフの代わりに制服店で売られている出来合いのリボンを使う生徒も多い。ズボンとスカートは、共布の紺色である。

6月~9月は夏服期間である。男子は、グレーのズボン、胸ポケットに校章バッジをつけた白いワイシャツ、また女子は、校章バッジをつけた紺の襟に白い身頃、紺の3本ラインのセーラー服になる。

創立当初は制帽着用も義務で、服装指導は厳しかった。 激しかった高校紛争で制服そのものは廃止されなかったが、そこでかち得た自由の主体的表現として、70年代にほぼ全員の男子生徒が制帽をかぶらなくなり、上着の襟元を開けた。 1990年代半ばに「制撤会」が制服自由化運動を展開したことがあったが立ち消え、以来制服は特に問題なく生徒の間に定着している。

進路

上述の通り附属校ながら東京学芸大学への内部入試制度はなく、一般入試で入学している。東京大学一橋大学東京工業大学東京医科歯科大学京都大学といった難関国公立大学に毎年数多くの合格者を輩出する他、慶應義塾大学早稲田大学などの難関私立大学にも強く、日本屈指の名門校として取り上げられる事が多い。

主な出身者

学問

  • 大槻東巳 - 上智大学教授、物理学者
  • 野矢茂樹 - 東京大学教授、哲学者
  • 茂木健一郎 - 脳科学者
  • 吉村作治 - サイバー大学学長(東京学芸大学教育学部附属高等学校竹早校舎OB)
  • 渡部直己 - 近畿大学教授
  • 宇野毅明 - 国立情報学研究所助教授
  • 大隅典子 - 東北大学大学院医学系研究科教授、生物学者
  • 小谷元子 - 東北大学大学院理学研究科教授、数学者
  • 高山佳奈子 - 京都大学教授、刑法学者
  • 寺尾美子 - 東京大学大学院法学政治学研究科教授(英米法)
  • 和仁陽 - 東京大学大学院法学政治学研究科助教授(法制史)
  • 平尾雅彦 - 東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻教授
  • 関勝寿 - 東洋大学准教授
  • 河添房江 - 東京学芸大学教授
  • 信濃卓郎 - 北海道大学准教授
  • 長谷川眞理子 - 総合研究大学院大学教授
  • 長谷川寿一 - 東京大学教授
  • 五百部裕 - 椙山女学園大学教授
  • 竹中千春 - 立教大学教授
  • 大橋真由美 - 成城大学准教授
  • 相田淑子 - 中央大学准教授
  • 吉嶺充俊 - 首都大学東京准教授
  • 森川雅博 - お茶の水大学教授
  • 土屋俊幸 - 東京農工大学教授
  • 大方潤一郎 - 東京大学教授
  • 小松尚久 - 早稲田大学教授
  • 飛松好子 - 広島大学教授
  • 平川幸子 - 広島大学准教授
  • 打越綾子 - 成城大学准教授
  • 中島廣光 - 鳥取大学教授
  • 久米良昭 - 宇都宮共和大学教授
  • 正田晋一郎 - 東北大学教授
  • 宇井忠英 - 北海道大学名誉教授
  • 佐伯順子 - 同志社大学教授
  • 千野香織 - 学習院大学助教授
  • 小幡績 - 慶應大学准教授

政治

行政

法曹

医学

芸能

その他

脚注

  1. ^ 平成20年度募集要項(PDFファイル)

関連項目


外部リンク

日本国立高等学校全附連高等学校)
関東 :お茶の水女子大附属筑波大附属筑波大附属駒場筑波大附属坂戸東京大附属中等教育
東京学芸大附属東京学芸大附属国際中等教育東京芸術大附属音楽東京工業大附属科学技術
東海・信越 :愛知教育大附属金沢大附属名古屋大附属
近畿 :大阪教育大附属池田大阪教育大附属天王寺大阪教育大附属平野京都教育大附属
神戸大附属中等教育奈良女子大附属中等教育
中国・四国 :愛媛大附属広島大附属広島大附属福山

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