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夏目 一人
(なつめ かずと)
生誕1972年7月6日(37歳)
日本の旗 東京都渋谷区
職業カルチュラル・クリエイティブス代表
 Template‐ノート:Infobox 人物 

夏目 一人(なつめ かずと 1972年7月6日 - )は、日本の実業家クリエイター。カルチュラル・クリエイティブス株式会社代表[1]、株式会社リクコーポレーション所属[2]。「一般財団法人夏目漱石」代表理事などを務めた。

目次

経歴

東京都渋谷区出身。博報堂に勤務後、広告クリエイターとして活動する[1]。その後、事業再生などの企業活性をするブランドマーケティングとして企業の事業再建で役員経営や顧問も務めている。

一般財団法人夏目漱石

財団の設立

曾祖父にあたる夏目漱石の権利等の管理と賞の創設等を目的として、「一般財団法人夏目漱石」を設立し、自らが代表理事に就任した。なお、一般財団法人とは一定の要件を満たしていれば設立できる非営利目的の財団法人である。設立に許可を必要とした従来の財団法人とは違い、一定の手続き及び登記さえ経れば、主務官庁の許可を得なくても設立する事が出来る。

この財団は、漱石の人格権肖像権などを管理すると主張するとともに、記念館の建設を謳って活動している[3]。加えて、漱石賞や漱石検定の創設を主張している[4]。さらに、2009年8月には、一人が「夏目漱石」という単語商標登録するため申請手続を開始した[5]。しかし、この財団に対しては、夏目一人の母(漱石の孫)以外の遺族からは賛同を得られていない。

遺族の反応

財団に反対している主な遺族は、夏目房之介(漱石の孫)、松岡陽子マックレイン(漱石の孫)、半藤末利子(漱石の孫)、半藤一利(末利子の夫)、漱石の四女の長女(漱石の孫)、夏目純一の長女(漱石の孫)、房之介の長男(漱石の曾孫)、夏目伸六の二女の長女(漱石の曾孫)、漱石の兄の孫(漱石の大甥)らである[6]

反対している遺族によると、設立趣意書に著作権を初めとする権利関係の管理をうたっているが、夏目漱石の著作権は戦後直後に消滅しているので、何を管理するのか不明であるなどとしている[6]。たとえば、財団側は主要事業の一つとして「漱石に関する人格権、肖像権、商標権、意匠権その他無体財産権の管理」[7]を挙げているが、房之介は人格権相続不可である点を指摘し、財団の設立目的に疑問を呈している[6]。さらに、房之介は、漱石に纏わる権利が相続可能だったと仮定しても、一部の者のみが占有することはできないと指摘している[2]。房之介は、特定の者が漱石に対する権利を主張すれば文化の維持や再創造を阻害しかねないとして、財団に異議を唱えることが自らの社会的責務であると述べている[4]

新宿区の反応

漱石顕彰事業を運営している東京都新宿区は、この財団との関係を一切否定しており、区民らに対し「新宿区と、この財団法人とは、一切の関係はありません」[8]と注意を呼びかけている。新宿区役所文化観光国際課の課長は、新宿区の活動と財団が提唱する事業概要とが似通っている点を指摘し、「よく似ているので、一緒にやっていると誤解されては困る」[9]と述べている。

夏目一人の反論

夏目房之介がブログで財団設立に反対する見解を表明すると、ブログの記事の削除を要求するコメントが書き込まれた[6]。『週刊ポスト』の報道によると、ブログの削除を要求したのは夏目一人自身だとされている[2]。また、財団が主張する権利に対する疑義など財団設立に関する諸問題について、一人は「親族間の行き違い」[4]と表現し、「現在当事者間の話し合いを進めている」[4]と主張している。遺族などからの批判が相次ぐなか、財団はウェブサイトのコンテンツを削除した[4][3]。一人が所属する「リクコーポレーション」では、同社代表が「房之介さんが100%正しい」[2]と謝罪したうえで、一人を叱責したことを明らかにした[2]

文壇への影響

この財団については、日本の文壇でもさかんに論じられるなど、大きな話題となった。文芸評論家坪内祐三早稲田大学教育学部講師など歴任)は、財団を巡る騒ぎについて「漱石の子孫が、バカな騒動を」[10]引き起こしたと論評している。坪内は、一人の祖父である伸六が漱石全集を勝手に出版して岩波書店とトラブルになったことなどを引き合いに出し[10]、「今回の商標登録騒動も、『また来たか、夏目家が……』と思ったな」[10]と語っている。ただし、坪内は、房之介らが財団設立に反対している点もフォローしている[10]。坪内と対談した福田和也慶應義塾大学環境情報学部教授)も、半藤末利子が財団設立に反対している点を指摘したうえで[10]、「名前や肖像権を登録して、一族が財団で管理するとかって発想、最悪だよね」[10]と批評している。

財団の解散

2009年10月、一般財団法人夏目漱石は、法人として解散することを決定した[5]。また、一人が申請していた「夏目漱石」の商標登録も、断念することを決めた[5]。一連の騒動について、房之介は、一般財団法人の設立や人名の商標登録が比較的容易となったことが背景にあるとみて、今後も同様の騒動が発生する可能性があると指摘している[5]

人物

ツイッターにアカウントを登録しており、自身のプロフィール欄では「ProducerPlannerCreatorDj/a greatgrandson of Soseki Natsume. Giveness Japan.Ltd CEO[11](原文ママ)と名乗っている。また、AV女優夏目ナナに対して「同じ夏目としてフォローお願いします」[12]と要求したり、歌手篠原ともえに対して「ともえちゃん、一青窈ちゃん元気ですか? 友達の夏目デス。最近、連絡してませんが」[13]と呼びかけるなど、積極的に「つぶやき」を行っている。

縁戚関係

作家の夏目漱石は曾祖父にあたり、編集者・随筆家の夏目伸六は祖父にあたる。母親のいとこには漫画評論家の夏目房之介、文学者の松岡陽子マックレイン、エッセイストの半藤末利子などがいる。


 
夏目鏡子
 
 
 
夏目漱石
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
夏目伸六
 
夏目純一
 
(漱石の長女)
 
 
 
松岡譲
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(伸六の長女)
 
夏目房之介
 
半藤末利子
 
半藤一利
 
松岡陽子マックレイン
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
夏目一人
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

注釈

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脚注

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外部リンク

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