魔界転生についての最新情報、関連する画像や動画を紹介。(出典:Wikipedia)
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『魔界転生』(まかいてんしょう)は、山田風太郎の伝奇小説作品。大阪新聞に1964年12月から翌年2月まで連載され、1967年に単行本化された。作中に登場する秘術の名でもある。また、この小説を原作として同名の映画、マンガ、演劇、アニメ、ゲーム作品も制作された。
当初『おぼろ忍法帖』の題で連載され、最初に単行本化した時もこの題であったが、1981年の最初の映画化の際に、山田の意向で現在の題になった。
目次 |
原作小説
文庫版は角川文庫、富士見時代小説文庫、講談社文庫から刊行されている。
森宗意軒という怪老人と出会った由比正雪は、紀州の徳川頼宣とともに江戸幕府、将軍徳川家光の天下を奪わんとする企てを進めていた。森宗意軒は、自らが編み出した忍法「魔界転生」によって、剣豪たちを意のままになる部下として生まれ変わらせてゆく。これは人並みはずれた技量と、死の直前になっても自分の人生に悔いを残している強烈な生の欲求を持つ人間が、死の直前に心から愛しいと思う女と交わることにより、新たな肉体と生前より優れた技量を持って生まれ変わる忍法であった。
「魔界転生」で蘇る剣豪達は転生衆と呼ばれる。天草四郎時貞、荒木又右衛門、居合の田宮坊太郎、宝蔵院流槍術の宝蔵院胤舜、尾張柳生流の柳生如雲斎、江戸柳生流の柳生宗矩、宮本武蔵ら名だたる剣豪たちが転生した。しかし、森宗意軒にはもう一人、どうしても魔界転生させたい男がいた。その男こそ柳生十兵衛である。ところが十兵衛は宗意軒の意に反し、関口柔心の息子、関口弥太郎などとともに転生衆と戦うことを選ぶ。
なお、転生衆に倒された剣豪には、田宮平兵衛、関口柔心、木村助九郎がいる(彼らの娘や孫娘を救う、仇をとるというのが十兵衛の動機のひとつになっている)。小説中では十兵衛が自分一人の力で敵を倒すことはほとんどなく、誰かしらかの力を借りているのも特徴である。なお、天草四郎は映画版一作目で敵方の総大将として描かれた影響か、後のマンガ作品などでも扱いが大きい事が多いが、原作小説中では宗意軒の愛弟子ではあるものの転生衆の一人に過ぎず、中盤で十兵衛によって倒されている。
映画版
1981年版
| 魔界転生(1981) | |
|---|---|
| 監督 | 深作欣二 |
| 製作 | 角川春樹 |
| 脚本 | 野上龍雄 石川孝人 深作欣二 |
| 出演者 | 千葉真一 沢田研二 若山富三郎 緒形拳 室田日出男 丹波哲郎 ほか |
| 音楽 | 山本邦山 菅野光亮 |
| 撮影 | 長谷川清 |
| 編集 | 市田勇 |
| 配給 | 東映 |
| 公開 | 1981年6月6日 |
| 上映時間 | 122分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語 |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| allmovie | |
| IMDb | |
スタッフ
キャスト
- 柳生十兵衛(千葉真一)
- 天草四郎時貞(沢田研二)
- 柳生宗矩(若山富三郎)
- 宮本武蔵(緒形拳)
- ガラシャ夫人(佳那晃子)
- 松平伊豆守(成田三樹夫)
- 徳川家綱、細川忠興(松橋登)
- 柳生左門友矩(大場順)
- 柳生又十郎宗冬(島英津夫)
- 甲賀玄十郎(成瀬正)
- 酒井雅楽頭(内田朝雄)
- 板倉内膳正(角川春樹)
- 阿部豊後守(相馬剛三)
- 堀田備中守(丘路千)
- 戸田氏鉄(小林将孝)
- 水野勝成(林三郎)
- 細川忠利(中江英生)
- 立花宗茂(島田秀雄)
- 鍋島勝茂(壬生新太郎)
- 小笠原少斎(鈴木瑞穂)
- 佐々木小次郎(白井滋郎)
- 矢島局(久保菜穂子)
- 石田上総守(中村錦司)
- 神尾備前守(河合絃司)
- 松平隼人正(川浪公次郎)
- 富田主膳(鈴木康弘 (俳優))
- 伊崎平内(有川正治)
- 安井藤兵衛(岩男正隆)
- 茂左衛門(浜村純)
- 茂左衛門の妻(東龍子)
- 宗五郎(犬塚弘)
- 与平(秋山勝俊)
- 彦作(野口貴史)
- 米十(白川浩二郎)
- 伊賀の長老(梅沢昇)
- 旅の僧(三谷昇)
- 声(白石加代子)
- おつう(神崎愛)
- お光(菊地優子)
- 伊賀の霧丸(真田広之)
- 宝蔵院胤瞬(室田日出男)
- 村正(丹波哲郎)
なお本作品は"Samurai Reincarnation"のタイトルでアメリカでもカルト的な人気を呼び、クエンティン・タランティーノらに影響を与えた。 天草四郎の衣装デザインは人形作家の辻村ジュサブローが行っており、その南蛮風の異様なデザインは天草四郎のイメージを決定付け後のリメイク作品にも大きな影響を与えている。 若山富三郎は劇中、魔界の者の不気味さを演出するため、一切まばたきをしないという工夫を行っている。 話題となった沢田研二と真田広之のキスシーンは、演出に無く沢田のアドリブであったと言われている。 ラストの炎の中での決闘は、合成ではなく実際にセットに火を放ってその中で演じられた時代劇屈指の名シーンである。 続編を期待させるような終わり方だったが、結局続編が製作される事はなかった。 原作に漂うエロシズムや人間のエゴイズム、さらに加えて残虐なバイオレンス描写が深作監督のダイナミックな演出によりさらに生々しく描かれた。
| 深作欣二 | |
|---|---|
| 1960年代 | 風来坊探偵 赤い谷の惨劇 (1961年) - 風来坊探偵 岬を渡る黒い風 (1961年) - ファンキーハットの快男児 (1961年) ファンキーハットの快男児 二千万円の腕 (1961年) - 白昼の無頼漢 (1961年) - 誇り高き挑戦 (1962年) - ギャング対Gメン (1962年) ギャング同盟 (1963年) - ジャコ萬と鉄 (1964年) - 狼と豚と人間 (1964年) - 脅迫(おどし) (1966年) - カミカゼ野郎 真昼の決斗 (1966年) 北海の暴れ竜 (1966年) - 解散式 (映画) (1967年) - 博徒解散式 (1968年) - 黒蜥蜴 (1968年) - 恐喝こそわが人生 (1968年) ガンマー第3号 宇宙大作戦 (1968年) - 黒薔薇の館 (1969年) - 日本暴力団 組長 (1969年) |
| 1970年代 | 血染の代紋 (1970年) - 君が若者なら (1970年) - トラ・トラ・トラ! (1970年) - 博徒外人部隊 (1971年) - 軍旗はためく下に (1972年) 現代やくざ 人斬り与太 (1972年) - 人斬り与太 狂犬三兄弟 (1972年) - 仁義なき戦い (1973年) - 仁義なき戦い 広島死闘篇 (1973年) 仁義なき戦い 代理戦争 (1973年) - 仁義なき戦い 頂上作戦 (1974年) - 仁義なき戦い 完結篇 (1974年) - 新仁義なき戦い (1974年) 新仁義なき戦い 組長の首 (1975年) - 仁義の墓場 (1975年) - 県警対組織暴力 (1975年) - 資金源強奪 (1975年) 新仁義なき戦い 組長最後の日 (1976年) - 暴走パニック 大激突 (1976年) - やくざの墓場 くちなしの花 (1976年) - 北陸代理戦争 (1977年) ドーベルマン刑事 (1977年) - 柳生一族の陰謀 (1978年) - 宇宙からのメッセージ (1978年) - 赤穂城断絶 (1978年) |
| 1980年代 | 復活の日 (1980年) - 青春の門 (1981年) - 魔界転生 (1981年) - 道頓堀川 (小説) (1982年) - 蒲田行進曲 (1982年) - 人生劇場 (1983年) 里見八犬伝 (1983年) - 上海バンスキング (1984年) - 火宅の人 (1986年) - 必殺4 恨みはらします (1987年) - 華の乱 (1988年) |
| 1990年代 | いつかギラギラする日 (1992年) - 忠臣蔵外伝 四谷怪談 (1994年) - おもちゃ (1999年) |
| 2000年代 | バトル・ロワイアル/バトル・ロワイアル 特別篇 (2000年/2001年) - バトル・ロワイアルII 鎮魂歌 (2003年) |
| テレビドラマ | キイハンター - ザ・ガードマン (326話) - 必殺仕掛人 (1・2・24話) - アイフル大作戦 (31話) - バーディ大作戦 (1話) 傷だらけの天使 (1・3話) - Gメン'75 (16・20・85・354話) - 影同心 (18話) - 柳生一族の陰謀 - ダブル・パニック'90 ロス警察大捜査線 - 阿部一族 |
| ゲーム | クロックタワー3 |
| 関連人物 | 中原早苗 - 深作健太 |
1996年版
スタッフ
- 製作:ギャガ・コミュニケーションズ、ジャングル
- 監督:白井政一
- 脚本:菊地昭典
- 音楽:中川孝
- 撮影:長谷川清
- 特殊メイク:江川悦子
- 協力:日光江戸村
キャスト
オリジナルビデオでの製作で、The ARMAGEDDONというサブタイトルがつく。本作は2部構成となっている。第一部の正編に続き、妖怪たちとの対決を描く第二部の魔道変まで。
2003年版
| 魔界転生(2003) | |
|---|---|
| 監督 | 平山秀幸 |
| 製作 | 天野和人 赤井淳司 佐藤敦 出目宏 |
| 脚本 | 奥寺佐渡子 |
| 出演者 | 佐藤浩市 窪塚洋介 長塚京三 古田新太 加藤雅也 ほか |
| 音楽 | 安川午朗 |
| 撮影 | 柳島克巳 |
| 編集 | 川島章正 洲崎千恵子 |
| 配給 | 東映 |
| 公開 | 2003年4月26日 |
| 上映時間 | 105分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語 |
| allcinema | |
| IMDb | |
スタッフ
- 製作:「魔界転生」製作委員会(東映、角川書店、日本テレビ放送網、TOKYO FM、讀賣テレビ放送、日本出版販売、東映ビデオ)
- 監督:平山秀幸
- 脚本:奥寺佐渡子
- 撮影:柳島克巳
- 音楽:安川午朗
- 特殊メイク:原口智生
- 技斗:清家三彦
- 特撮監督:佛田洋
- 製作協力:東映京都撮影所
キャスト
本作でも続編を期待させるような終わり方だったが、2008年現在続編製作の情報はない。
舞台版
1981年版
1981年版の映画を舞台化した内容。「天草四郎は女であった」との設定を加え、志穂美悦子が演じている。同時上演は「スタントマン物語」(監修=深作欣二、演出=千葉真一、脚本=青井陽治・一の宮はじめ、出演=真田広之・志穂美悦子)。
2006年版
今までの映画版と違い、かなり原作に近いものに仕上がっている。ただし従来の映画版と同じく、敵方の総大将を天草四郎にするなどの流れは受け継いでいる。
アニメ版
1998年、OVAとしてアニメ化。「地獄篇 第一歌」「地獄篇 第二歌」の2作があるが、未完(当初は4巻の予定だったが、製作取り止めとなった。同時期に起こった猟奇殺人事件の影響ともいわれる)。
- 監督
- 浦田保則
- 原作
- 山田風太郎
- キャラクターデザイン
- 佐藤敬一
- 羽山賢二
- キャスト
漫画版
- 石川賢版 『魔界転生』(石川賢の個性的なアレンジで全くの別物に仕上がっている)
- とみ新蔵版 『魔界転生』 (ほぼ忠実な漫画化)
- 鳥羽笙子版 『魔界転生―夢の跡』 (少女漫画)
- 九後奈緒子版 『魔界転生―聖者の行進』 (少女漫画)
ゲーム版
PS2用ゲームソフト DVDROM 『魔界転生』 D3パブリッシャー いわゆるローグライクゲーム。
関連項目
カテゴリ: 山田風太郎 | 日本の小説 | 時代小説 | アニメ作品 ま | 日本の映画作品 | 深作欣二の監督映画 | 1981年の映画 | 2003年の映画 | 平山秀幸の監督映画 | 日本テレビ製作の映画 | 文学が原作の映画作品 | 時代劇 | 剣戟映画 | 漫画作品 ま | プレイステーション2用ソフト | リメイク映画 | 漫画関連のスタブ項目 | コンピュータゲーム関連のスタブ記事

