ポンド (質量)についての最新情報、関連する画像や動画を紹介。(出典:Wikipedia)

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ポンド(pound)
記号lb
ヤード・ポンド法
質量
定義0.453 592 37 kg
 Template‐ノート:単位 

ポンドオランダ語 pond)またはパウンド英語 pound)は、ヤード・ポンド法などにおける質量単位である。

単位記号はlb。イギリスなどの通貨単位ポンドは同一語源で、多くの言語で同じ名称だが、記号は異なる。日本ではの漢字をあてていた。

同じ「ポンド」という名称で、少くとも4種類の異なる質量の単位がある。このうち、トロイポンドと薬用ポンドは同じ値である。

  • 常用ポンド(avoirdupois pound) または国際ポンド(international pound) - 常衡
  • トロイポンド(troy pound) - トロイ衡
  • 薬用ポンド(apothecaries' pound) - 薬衡
  • メートルポンド(metric pound) - メートル法

通常、単に「ポンド」と言えば常用ポンドのことを指す。今日では1常用ポンドは0.453 592 37キログラムに等しいと定義されている。以下、特に説明のない場合、単に「ポンド」と書いた時は常用ポンドのことを示す。

ヤード・ポンド法の質量の単位には他にオンス(oz)、グレーン(gr)、トン(英トン、米トン)などがある。現在では、1ポンド=16オンス=7000グレーンと定義されている。

目次

呼び名

代表的な言語での呼び名は以下のとおり。

  • 英語 pound(パウンド)
  • オランダ語 pond(ポンド)
  • ドイツ語 Pfund(プフント)
  • フランス語 livre(リーブル
  • スペイン語 libra(リーブラ
  • イタリア語 libbra(リッブラ)

起源

歴史的には、メソポタミア地方で大麦1粒の重さを元にグレーンが定められ、その倍量単位としてポンドが定められた。使用法としては、人間が1日に消費する食糧としての単位であり、1ポンドの製粉によって焼かれたパンが1日分の主食量に相当する。

古代ローマではこの単位を天秤の意味の「リブラ(libra)」と呼んでおり、これがポンドを表す記号“lb”の由来である。また、通貨の単位のポンドの略号“£”もlibraに由来する。「○○リブラの重さ」を“○○ libra pondus”と言い、このことから“pondus”がリブラの別名となった。

英米のポンド

常用ポンド

常用ポンドは1303年ロンドンの商人によって導入された。

ローマからイングランドにグレーンやポンドが伝えられた。ポンドとグレーンの換算には様々なものがあったが、おおむね5000グレーン程度であり、13世紀ヘンリー3世の時代には1ポンド=5400グレーン=12オンスとされていた。しかし、後に1ポンド=16オンスとされるようになり、エリザベス1世の時代、1584年に法律で1ポンド=7000グレーン=16オンスと定められた。このポンドを常用ポンド(avoirdupois pound)と言い、他のポンドと区別する必要があるときには"lb av"という記号で表す。この関係はエリサベス1世の時代から今日まで変わっていない。後にポンドの方を質量の基本単位とし、ポンドの定義を「大英帝国標準ポンド原器の質量」と定めた。

イギリス系とアメリカ系の間にわずかの差があったが、1958年に協定によって同じ値1ポンド=0.453 592 37キログラムに統一した。アメリカでは1959年7月から、イギリスでは1963年に法律を改正して適用された。ただし日本国内では1993年まで、1ポンド=0.453 592 43kgが使われ続けた。この値はアメリカにおける1893年の定義1ポンド=0.453 592 427 7kgに基づき、1953年制定の計量法施行法および(旧)計量単位令に法定されたものであって、英米の統一された値との齟齬が(新)計量単位令(の別表7)の施行まで放置されていた。

英米では長さの基本単位のヤードも1959年にメートルを基準とした定義に変更されており、ヤード・ポンド法はSIに依存した単位系となった。

イギリスでは、1878年の度量衡法によってポンドが正式に定義された。しかし、その定義による値は今日のものとは異なり、キログラムで表すと約0.453 592 338キログラムである。この古い定義は帝国ポンドと呼ばれ、今日では使用されていない。

アメリカでは、1893年にポンドはキログラムを基準として定義されるようになった。1894年にわずかに値が変えられ、1959年に現在の値となった。1894年と1959年の定義の違いは約1千万分の1である。

1ポンド(常用ポンド)は16オンス、7000グレーンに等しい。よって1グレーンは正確に0.064 798 91グラムである。この常用ポンドとグレーンとの関係は、ヘンリー8世の時代に常衡の単位がトロイ衡の単位に関連づけて再定義された時から変わっていない。それまでは1常用ポンドは7002グレーンに相当していた。それ以来、グレーンは常衡の一部とされるようになった。

トロイポンド

詳細は「トロイオンス」を参照

トロイポンドは、イギリスの薬剤師や宝石商によって使用されていた単位である。その名前は、中世フランスの重要な商都であったトロワ(Troyes)に因む。カナダ、オーストラリア、イギリスなどでは、現在はトロイポンドは法的単位ではない。しかし、その分量単位であるトロイオンスは、メートル法が施行されている国でも使用が認められている。

トロイポンドは正確に0.373 241 721 6キログラムに等しい。12トロイオンスが1トロイポンドとなる。1トロイポンドは5760グレーンに等しい。よって、常用ポンドとの比率は144/175である。

英米以外のポンド

メートル法以前

イギリス以外のいくつかのヨーロッパ諸国でも、古くからポンド(またはその訳語)と呼ばれる単位が使われていたが、その量は国と時代によって異なる。たとえば、1820年ごろのアムステルダムポンドは494.09グラムだった。

それらは現在では使われないか、メートルポンドに取って代わられた。

メートルポンド

国際単位系 (SI) を使ういくつかの国では、ポンド(またはその訳語)は、非公式ではあるが500グラムの意味で用いられる。これは、フランス革命後のメートル法の草創期にフランスで定められた値である。それらの国の多くでは、19世紀に正式にその単位名称を導入することが検討されたが、現在はどの国でも正式な単位名称としては認められていない。

オランダでは、ポンド (pond) は正式に1キログラムとして、オンスは100グラムとして再定義された。しかし、前者は今日では使用されず、オランダでポンドと言えば、現在では他の国と同じ500グラムである。100グラムのオンスは限られた用途で現在でも使われている。

メートル法を採用している国では、ポンドという言葉は俗語としては使われているが、はかりなどの計量装置にポンドは書かれていない。目盛りはグラムやキログラムで書かれており、グラムで測ってからポンドに直す必要がある。

関連項目

質量の単位
キログラム
SI単位)
グレーン常用オンス常用ポンド
1 kg= 1~= 15432~= 35.274~= 2.2046~= 266.67~= 1.6667~= 0.26667
1 gr= 0.00006479891= 1~= 0.0022857~= 0.00014285~= 0.0172797~= 0.000107998~= 0.0000172797
1 oz= 0.028349523125= 437.5= 1= 0.0625~= 7.5599~= 0.047249~= 0.0075599
1 lb= 0.45359237= 7000= 16= 1~= 120.96~= 0.75599~= 0.12096
1 匁= 0.00375~= 57.871~= 0.13228~= 0.082673= 1= 0.00625= 0.001
1 斤= 0.6~= 9259.4~= 21.164~= 1.3228= 160= 1= 0.16
1 貫= 3.75~= 57871~= 132.28~= 8.2673= 1000= 6.25= 1

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