ドラゴンスピリットについての最新情報、関連する画像や動画を紹介。(出典:Wikipedia)

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ドラゴンスピリット
ジャンルシューティングゲーム
対応機種アーケード[AC]
X68000[X68k]
PCエンジン[PCE]
ファミリーコンピュータ[FC]
開発元ナムコ
発売元ナムコ
人数1~2人(交代プレイ)
メディア[AC]:SYSTEM I
[X68k]:5インチ2HDフロッピーディスク2枚
[PCE]:HuCARD
[FC]:カートリッジ
発売日[AC]:1987年6月20日
[X68k]:1988年9月23日
[PCE]:1988年12月16日
[FC]:1989年4月14日
 Template‐ノート:コンピュータゲーム 

ドラゴンスピリット』(DRAGON SPIRIT)は「ロマンシング・シューティングゲーム」と銘打ってナムコ(現・バンダイナムコゲームス)が作製したアーケードゲーム1987年6月20日に稼動。マザーボードはシステムI(しすてむ・わん)を使用。後にブルードラゴンの移動速度が上げられるなどの変更を施されたニューバージョンが追加された。略称はドラスピ

目次

概要

ナムコよりゼビウスから5年ぶりに発表された対空と対地に別のボタンで攻撃する縦スクロールシューティングゲームである。当時のシューティングゲームとしては、ファンタジー的な世界観と、それまでは敵扱いだったドラゴンを自機として採用したことやライフ+自機ストック制などが斬新だった。

1回ダメージを受けただけではミスとならず、2回ないし3回(ディップスイッチで変更可能)ダメージを受けるとミスとなり、一定地点まで戻される。ライフは回復しない。残機ストックが無くなるとゲームオーバー。ストックは得点で2回エクステンドがあり、更にアイテムによるエクステンドがある。

全9エリアで構成されており、各エリアの最後でスクロールがストップしボスが現れる。エリア9の最後に登場するザウエルを倒すと、1978年に発表されたジービーから始まるナムコゲームの歴史が見られるエンディングが始まる。なお、このエンディング中に流れるナムコゲームの歴史にはスーパーゼビウスのみが入っていない。

続編として1989年にファミリーコンピュータ版として「ドラゴンスピリット 新たなる伝説」が、1990年12月ドラゴンセイバーが登場。ドラゴンセイバーの隠しモードでのエンディングでは1987年7月ブレイザーからドラゴンセイバーまでのリストが見られる。

ニューバージョンでの主な変更点は、旧バージョンで問題となっていたドラゴンの機動性と当たり判定の改善、ゲーム開始時のステージセレクト追加、コンティニュー時のパワーアップ、エリア1序盤の削除である。

ストーリー

太陽神アーリアと聖龍ブルードラゴンが太古の昔に封じ込めた闇の魔王ザウエルがミッドガルド王国の王女アリーシャ姫を復活の生贄として選び、魔物たちを使って連れ去ってしまった。ミッドガルド王国の国境守備隊長アムルはアーリア神の導きによりブルードラゴンとなってザウエルを倒しアリーシャを救い出すために飛び立つ。

アイテム

アイテムによるパワーアップシステムがあり、卵によるパワーアップとそれ以外のパワーアップがある。

卵は青玉、赤玉の二種類あり、地上に落ちている卵を破壊すると同色の卵が出現する。また白く点滅する敵を倒しても出てくる場合がある。

青玉を取るとブルードラゴンの首の数が最大3まで増え首の数に比例して攻撃力が増すが、首が3本になるとブルードラゴン自体の当たり判定が非常に大きくなってしまうため2本に留めるプレイヤーも少なくない。

赤玉は3つ取るごとに対空ショットの攻撃力が最大2段階上がり、画面右下にストック数が表示されている。1段階上がると攻撃力が初期状態の2倍となり、2段階上がると攻撃力4倍でかつ敵を貫通し左右方向の位置がブルードラゴンに合わせて移動するワインディング性能を持つ。2段階アップの状態は攻撃力が高い反面ブレス座標の同期が合わず、ブルードラゴンの至近距離、つまり口先に攻撃の当たり判定が無いので使い辛くプログラム上の欠陥となっている。

卵以外のアイテムは白く点滅する敵を倒した時に出現する。パワーアップは、ファイアーブレスのようにダメージを受けるまで有効なものと、アースクエイクのように一時的に効果があるものがある。

ダメージを受けると首の数、ショットの攻撃力は1段階下がり、卵以外のパワーアップは一部を除き失われる。

以下にアイテムのリストを示す。

ファイアーブレス
赤玉の2段階アップ状態の攻撃力を更に2倍にした炎柱の対空攻撃。欠点も赤玉の場合と同様だが、こちらの方が攻撃時間が長く攻撃力も高いのでやや使いやすい。グビラ以外の対空属性のボスには極めて有効で、最終エリアのボスであるザウエルを含めて数秒で倒すことができる。
ブルードラゴンの色がグリーンになる。
ワイドファイアー
対空ショットが3方向に広がる。最も外側の首だけが斜め方向のショットを撃つので、ショットの数は首の数が1・2・3の時にそれぞれ3・4・5となる。ワイドファイアーの状態では赤玉を取っても効果が無く、ファイアーブレス・ホーミングファイアーとは排他的選択となる。
エリア1では出現しない。
ブルードラゴンの色がシルバーになる。
スモールドラゴン
その名の通りブルードラゴンが小さくなる。当たり判定が小さくなることでダメージを受けにくい反面、首が一本だけになるため火力に劣る。青玉以外のパワーアップと併用でき、青玉を取ると通常のサイズに戻ってしまう。ワイドファイアーと併用すると対空の火力不足をかなり補うことができ、最強形態の一つと言える。
エリア2以降で出現する。
ホーミングファイアー
一定時間空中の敵を自動追尾するショットを撃つことができる。追尾性能はあまり良くない。ファイアーブレス・ワイドファイアーとは排他的選択となるので、効果が切れたときにそれらはキャンセルされ、通常のショットに戻ってしまう。
ブルードラゴンの色がゴールドになる。
アースクエイク
一定時間地上の敵が全て出現直後に死ぬ。ブルードラゴンがダメージを受けても効果は持続する。
エリア1では出現しない。
パワーウィング
一定時間無敵になる。空中の敵には体当たりすることで大ダメージを与えられる。敵の弾は跳ね返す。壁にぶつかった場合はダメージを受ける。
エリア1では出現しない。
ダイア
100ptsのボーナス(PC-エンジンでは1000pts)。
ゴールド
10000ptsのボーナス。
エクステンド
3個取るとブルードラゴンのストックが一つ増える。エクステンドのストックはブルードラゴンのストック表示に並んで卵・雛のイラストで表示され、ユニークなことにゲームオーバーになっても(コンティニューでなくとも)次のゲームに引き継がれる(これはギャプラスと同仕様)。
エリア9の終盤で数多く出現するため、わざと最終ボスであるザウエルまたはその直前のヒュドラーで死んで何度も終盤をやり直すことで得点稼ぎができる。
パワーダウン
ダメージを受けた場合と同じパワーダウンを受ける。ダメージを受けるわけではない。
エリア4以降で出現し、エリア9では大量に出現する。
マジックアイ
エリア8のみに登場する地上の黄色い卵を破壊すると出てくる特殊な卵で、前方の視界が一定時間広がる。普通に取っていくと次の卵が出る頃効果が切れる。

エリア構成

AREA 1:古生代 - THE PALEOZOIC AREA
海洋とカルストからなるエリア。
ボス:プレシオザウルス
AREA 2:火山 - VOLCANO
溶岩の流れる火山地帯。
ボス前に「スモール」を取っていると、ボス出現時に無条件でダメージを受けるバグが存在する。
ボス:ラウンドフィーニックス
AREA 3:密林 - JUNGLE
鬱蒼と樹木が茂る密林。
ボス:グリテリアス
AREA 4:砂漠 - GRAVE YARD
前半は砂砂漠、後半は白骨が散らばる渓谷地帯。
ボス:デスガーデアン
AREA 5:洞窟 - CAVE ROAD
移動可能な場所を極端に制限する動く岩壁のある洞窟。
壁に接触するとダメージを受ける。
ボス:ペーレントスパイダー
AREA 6:氷河 - GLACEIR LAND
流氷の浮かぶ海から氷の壁が行く手を遮る氷河へと続く。最後は再び海上へ。
壁に接触するとダメージを受ける。
ボス:グビラ
AREA 7:深海 - DEEP SEA
エリア6までは空を飛んでいたがここでは海中を進む。
ボス:シーデビル
AREA 8:暗黒 - DARK QUARTERS
見える範囲がブルードラゴン上方の一部に制限される暗黒の洞穴。
ボス:ターンアウェインガード
AREA 9:魔宮 - DARK CASTLE
壁やトラップが多い複雑な迷宮。ただし壁に接触してもダメージを受けない。壁とスクロールに挟まれるとミスになるが、レバーを下に入れているとそのまま抜ける事が可能。
ボス:ザウエル

いずれのボスも倒すのに時間をかけていると画面外から永久パターン防止キャラ「デルターヴェルン」が次々と飛来する。

BGM

ゲーム中の効果音の音量が小さいためBGMは聞き取りやすい。ソフトウェアテストスタッフとしてアルバイト勤務していた細江慎治はこの作品の成果が認められ音楽スタッフとして正社員登用された(「月刊NG1987年11月号より)。続編であるドラゴンセイバーにおいても一部の曲がアレンジされて用いられ、更に隠しコマンドによってBGMをドラゴンスピリットのものに変更することも可能となっている。

ドラゴンセイバーで用いられたドラゴンスピリットのBGMは、ビクター音楽産業(現在のビクターエンタテインメント)より発売された「ナムコゲームサウンドエクスプレス Vol.4(VICL-40014~15)」に収録されている。ただし収録されているのは、ドラゴンスピリットのRound01~Round06までのBGMと、エンディング曲、ネームエントリー曲のみである。また、収録曲順もゲームのラウンド順とは異なっている。

ちなみに、ネームエントリー曲はドラゴンスピリットでは未使用曲だったものが採用されている。 (X68000版ドラゴンスピリットのディスク読み込み中の音楽としても使用されていた曲である。)

エリア3のBGMは、PSP「リッジレーサーズ」の「Synthetic Life」のサビ部分に使われている。

PSP版『ナムコミュージアム VOL.2』では未使用曲も含めて、全てのBGMを聞くことができる。

後にビクター音楽産業(現在のビクターエンタテインメント)より発売されたナムコ・ビデオゲームグラフィティ Vol.2(VDR-5222)にBGMが収録されたが、この作品のみ手違いによりチャンネルの左右が逆になって収録されている。

移植版

  • X68000版は当時の家庭用としては再現度が高い。
  • ファミコン版『ドラゴンスピリット 新たなる伝説』は他機種版の続編と言う位置付けとなっており、ステージ間ではライフ回復や、エクステンド等の、オリジナルにはない救済措置がとられている。さらに初心者向けのイージーモード(ゴールドドラゴンモード)を搭載している。ライフゲージの最大値が多く、フルオート連射、ステージ数も少なくするなどアレンジを加えている(ただし、ステージ間ではライフ回復や、エクステンドなどの救済措置はない)。

他にも、LCD版でも発売されていたほか、携帯アプリにも移植されている(MSX2版が予定されていたが開発中止となった)。

こぼれ話

「アムルゥ~!」の声は、当時ナムコ社員だった方にお願いしてサンプリングしてもらったという逸話が残っている。

エンディングにて、アリーシャがアムルに駆け寄るシーンで、まだ変身を解いていないブルードラゴンに対して「アムルゥ~!」と叫んでいる(※アリーシャが連れ去られてから、助ける為にアムルはブルードラゴンに変身する(オープニングデモ)アリーシャはアムル=ブルードラゴンと知らない)。一部で声を出すのが早いとされていたが、 ドラゴンスピリットの本(電波新聞社)のコミックにて以下のような会話で理由が説明されている。

アムル「なぜブルードラゴンが私だとわかったのですか?」
アリーシャ「あなたが来てくれると信じていましたから……」

製作スタッフによる漫画小冊子が、ナムコ直営のゲームセンターで配布されたことがある。

外部リンク

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