東南海地震についての最新情報、関連する画像や動画を紹介。(出典:Wikipedia)
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東南海地震(とうなんかいじしん)とは、紀伊半島沖から遠州灘にかけての海域(南海トラフの東側)で周期的に発生する海溝型地震。規模は毎回M8.0前後に達する巨大地震で、約100年から150年周期で発生している。
最新のものは、1944年(昭和19年)12月7日に、志摩半島南東沖を震源として発生した。このときの規模はM7.9だった。この地震により、遠州灘沿岸(東海道)から紀伊半島(南海道)に渡る一帯で被害が集中した為に、「東南海」と呼ばれるようになり、以前の地震も同じように呼んでいる。
目次 |
1944年東南海地震
1944年(昭和19年)12月7日に、三重県志摩半島南南東沖約20km(北緯33度8分、東経136度6分)を震源として発生した。Mは7.9とされている。
この地震から2年後の1946年(昭和21年)12月21日に昭和南海地震が発生した。
被害
地震による家屋の倒壊、地震後に発生した津波により、三重県、愛知県、静岡県を中心に1223名の死者・行方不明者を出した。太平洋戦争の最中でもあり、戦意高揚に繋がる報道以外の情報は統制され、記録自体が消滅・散逸していることなどから、被害の全体像が把握しにくい地震である。また、被害のあった地域は、航空機産業の中心地的な存在であったため(名古屋市にある三菱の工場など)、軍用機の生産に多大な被害を受けることになる。
数少ない記録から、三重県津市、静岡県御前崎市、長野県諏訪市(統制下であったため、単独の『諏訪地震』とされた)で震度6、近畿から中部までの広範囲で震度5を観測していた事が確認されている(共に旧震度階―烈震・強震)。また、海外でも地震計などの情報から、大規模な地震があったことは認識されている。
地震後の津波では尾鷲が壊滅した。最大波高は、尾鷲市賀田地区で記録された9m。第一波が襲った後、家へ荷物などを取りに戻り、第二波に巻き込まれ、亡くなった例もあった。
ニューヨークタイムズは「地球が6時間にわたって揺れ、世界中の観測所が、「破壊的」と表現した」と、大々的に報じた。
今後の発生
当該地域を震源とする大地震は周期性があり、21世紀前半にも次の地震が発生する可能性が高いとされている。政府の地震調査研究推進本部の予測によると、2010年1月1日からの発生確率は30年以内で60-70%、50年以内で90%程度以上とされている。
内閣府の中央防災会議に設置された「東南海・南海地震等に関する専門調査会」では、地震とともに大津波の発生規模の予測と対応について調査を行っている。東南海・南海地震等とされているのは、過去の南海地震の発生時期が東南海地震と接近しており、両地震(加えて東海地震)が連動していると指摘されているためである。
これらの地震により最悪のケースの場合、富士山の噴火の原因になる場合がある(事例:宝永大噴火)。
関連項目
関連文献
- 戦争が消した諏訪“震度6” ―昭和19年東南海地震を追う― 宮坂五郎・市川一雄著 信濃毎日新聞社 ISBN 4784092013
- 恐怖のM8―東南海、三河大地震の真相 中日新聞社会部編 中日新聞社開発局出版開発部 ISBN 4806201405
外部リンク
| 1850年以後に発生した日本の主な大地震・被害地震 | |
|---|---|
| 1850~1899 | 1853小田原地震M6.7 1854伊賀上野地震M7.4 安政東海M8.4 安政南海M8.4 1855飛騨M6.8 宮城沖M7.3 安政江戸M6.9 1856十勝沖M7.7 1857芸予M7.3 1858飛越M6.7 青森県東方沖地震M7.3 1861宮城沖M7.3 1872浜田地震M7.1 1877(イキケ地震M8.3) 1881国後島沖地震M7.0 1889熊本M6.3 1891濃尾M8.0 1892能登地震 (1892年)M6.4 1893色丹島沖地震M7.0 1894根室沖M7.9 明治東京M7.0 庄内M7.0 1895茨城県南部地震M7.2 1896明治三陸M8.5 陸羽M7.2 1897宮城沖M7.4 三陸沖M7.7 1898宮城沖M7.2 1899紀和地震M7.0 日向灘地震M7.1 |
| 1900~1949 | 1900宮城北部M7.0 1901奄美大島沖地震M7.3 青森県東方沖地震M7.4 1902青森県東部地震M7.0 1905芸予M7.2 1906熊野灘地震M7.51909房総沖地震M7.5 江濃M6.8 沖縄地震M6.2 宮崎県西部地震M7.6 1911喜界島M8.0 1913日高沖地震M7.0 1914桜島M7.1 秋田仙北M7.1 1915十勝沖M7.0 宮城沖M7.5 1916明石海峡地震 (1916年)M6.1 1917静岡M6.3 1918(ウルップ島沖地震M8.0) 1921茨城県南部地震M7.0 1922浦賀水道地震M6.8 島原地震M6.9 1923茨城沖M7.3 種子島近海地震M7.1 関東(関東大震災)M7.9 1924丹沢地震M7.3 1925北但馬M6.7 1927北丹後M7.3 1930大聖寺地震M6.3 北伊豆M7.3 1931西埼玉M6.9 日向灘地震M7.1 1933昭和三陸M8.1 能登地震 (1933年)M6.0 1935静岡M6.4 1936河内大和地震M6.4 宮城沖M7.4 新島近海地震M6.3 1937宮城沖M7.1 1938屈斜路湖地震M6.1 宮古島北西沖地震M7.2 福島県東方沖地震M7.5 1939男鹿地震M6.8 日向灘地震M6.5 1940積丹半島沖地震M7.5 1941長野M6.1 日向灘地震M7.2 1943青森県東方沖地震M7.1鳥取M7.2 長野県北部地震M5.9 1944昭和東南海M7.9 1945三河M6.8 青森県東方沖地震M7.1 1946昭和南海M8.0 1947与那国島近海地震M7.4 1948和歌山県南西部地震M7.0 福井M7.1 1949安芸灘地震M6.2 今市地震M6.4 |
| 1950~1999 | 1952十勝沖M8.2 大聖寺沖地震M6.5 吉野地震M6.7 1953房総沖地震M7.4 1955徳島県南部地震M6.4 1956白石地震M6.0 1958石垣島近海地震M7.2 択捉島沖地震M8.0 1960(チリM9.5) 1961長岡M5.2 日向灘地震M7.0 釧路沖M7.2 北美濃M7.0 1962十勝沖M7.1 宮城北部M6.5 1964新潟M7.5 1965静岡M6.1 1966与那国島近海地震M7.6 1968えびのM6.1 日向灘地震M7.5 十勝沖M7.9 1969北海道東方沖M7.8 岐阜中部M6.6 1972石垣南方沖M7.4 八丈島東方沖M7.2 1973根室沖M7.4 1974伊豆沖M6.9 1978伊豆大島近海M7.0 択捉島沖地震M7.5 宮城沖M7.4 1980千葉県中部地震M6.0 1982浦河沖M7.1 1983日本海中部M7.7 山梨県東部地震M6.0 1984鳥島近海地震M7.9 1987日向灘地震M6.6 長野西部M6.8 1987千葉東方沖M6.7 1989岩手県沖地震M7.0 1993釧路沖M7.5 北海道南西沖M7.8 1994北海道東方沖M8.2 三陸はるか沖M7.6 1995兵庫南部(阪神・淡路大震災)M7.3 択捉島沖地震M7.7 1998石垣南方沖M7.7 |
| 2000~ | 2000根室沖M7.0三宅島M6.5 鳥取西部M7.3 2001芸予M6.7 与那国島近海地震M7.3 2003三陸南M7.1 宮城北部M6.4 十勝沖M8.0 2004紀伊南東沖M7.4 中越M6.8 釧路沖M7.1 2005福岡西方沖M7.0 宮城南部M7.2 三陸沖M7.1 2007能登半島M6.9 中越沖M6.8 2008茨城沖M7.0 岩手・宮城内陸M7.2 岩手北部M6.8 十勝沖M7.1 2009駿河湾M6.5 |
| 地震の年表 - 日本の地震 | |
