スカートについての最新情報、関連する画像や動画を紹介。(出典:Wikipedia)

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スカート(skirt)は、腰より下を覆う筒状の衣服である。ズボンと異なり、筒が股の所で分かれておらず、両脚が1つの筒に包まれる(ただし、股の所で分かれているキュロットをスカートに入れることがある)。

目次

スカートの分類

長さによる分類

その長さにより、ロングスカート(マキシスカート)とミニスカートに大きく分けられる。一般的にロングスカートは総丈70cm以上あるものを呼ぶことが多い。ロングでも更に丈が長く、床まで着くほどのものはマキシスカートに分類する。1970年頃に流行した。

ミニスカートは総丈が膝より上までのもので、総丈45cmから50cmのものが多く、更に丈の短いミニスカートはマイクロミニスカート(マイクロミニ)と呼ばれる。

ミニとロングの中間にミディスカート(ニーロングスカート、膝丈スカートなど)がある。ミディ丈は総丈が膝程度の長さである。スカートの長さと景気の動向との関連などが取り上げられることもある。

テニスなどのスポーツで女子がよく穿いている短いスカートのようなものはスコートと呼ばれるが、語源はスカートと同じである(skirt)。

着用法による分類

ラップスカート(巻きスカート)
1枚の布を巻き付けてウエストで留めた単純な物。スコットランドキルトパレオなどもこの分類に入る。
サスペンダースカート(吊りスカート
ウエスト部分に取り付けた左右一対の細紐(吊り紐)で肩から吊り下げるようにしたスカート。紐は共布で作られ、背中では十文字に交差されるものが多い。日本では戦前に流行して以来、学校の制服など主に少女服を中心に多く用いられた。1980年頃から、ファッションの多様化にあわせ、吊りスカートは大人にも着用されるようになり、銀行やデパート、企業の女子職員の制服としても用いられた他、ウエストを締め付けないで着用できるので、動きの多い喫茶店等の制服としても多く用いられた。近年のめまぐるしい流行の変化により、吊りスカートはすっかり影をひそめ、少女服のカテゴリからも、ほとんど見かけなくなってしまったようだが、ここ数年、新たな形態の吊りスカートや吊り半ズボンが、若者のファッションとして復活の兆しである。日本以外の国では、アジア諸国、それにペルー、キューバなど中南米諸国を中心にハイスクールの制服やガールスカウトの制服に多く見られる。また、ヨーロッパ諸国では、フランスなどの女子校生、いわゆるリセエンヌの制服として存在したほか、スイス、エストニアなどの民族衣装にもその例が見られる。
サロペットスカート(胸当てスカート)
胸当ての付いた吊りスカートのことをいう。ジーンズで作られたオーバーオールのスカートもサロペットスカートといわれるが、サロペットとは本来は吊り紐が背中で交差された物をいい、現在主流のハイバックタイプはサロペットには分類されてなかった。
ジャンパースカート
吊りスカートと混同されがちだが、こちらは前後共に身頃の付いたワンピース状のスカートのこと。学校や企業の制服、マタニティドレスとして幅広く用いられている。袖が無いという点がワンピースとは異なる。

形状による分類

複数箱襞のプリーツスカート
複数箱襞のプリーツスカート
ゴアードスカート
数枚の布をはぐようにして仕立てたスカート
タイトスカート
ウエストから腰にかけてフィットし、ヒップの寸法がそのまま裾までストレートに採られているスカート
セミタイトスカート
ウエストから腰にかけてフィットし、タイトスカートよりもやや裾が広がったストレートなスカート
ティアードスカート
ウエスト切り替えを用いているスカートの総称。多くはウエスト・裾と並行に一本~数本の段が入れられた切り替えを持つスカート
フレアースカート
裾の波打っているような広がりのある形のスカート
セミフレアスカート
裾の広がりの抑えられた、ややフレアのあるスカート
プリーツスカート
プリーツ(pleats:襞(ひだ))を付けたスカート(オール・アラウンド・プリーティド・スカートの略)。プリーツの数は、1~全体のプリーツまで。プリーツ加工の種類によって、箱襞(ボックスプリーツ)スカート、車襞(ワンウェイプリーツ)スカート、前襞スカート、アコーディオンプリーツスカート、サンバースプリーツスカートなどに分類される。また、襞の位置によって、サイドプリーツ、バックプリーツなどと区分されることがある。
バルーンスカート
全体にボリュームの有るシルエットを、裾をギャザーで絞ったスカート。流行によりロングからミニ丈まで様々なバリエーションがある
マーメイドスカート
人魚の下半身に似た形状からこう呼ばれる。ウエストからタイトスカートのシルエットのまま、膝〜膝下あたりで裾に向かって裾がフレアー形状になっているスカート。タイトスカートのパターンにフレアなデザインを複合したもの。女性らしいシルエットなので、ドレスなどに多用される。
キュロットスカート
ズボンのように股の分かれたスカート。キュロット。
ギャザースカート
ギャザーとは寄せる、集める、縮めるという意味。ウエスト部分を絞り、裾の部分がタップリとしているスカート。フレアースカートと組み合わせて「フレアーギャザースカート」として更に裾周りが広いものもある。
サーキュラースカート
生地を円形(Circular)になるように縫製して作るスカート。フレアースカートの中の一つに分類される。90度生地を4枚バイアス裁断しているため、波打ち方が大きい。
ヒップボーンスカート
ジャストウエスト位置よりも下、腰骨上にスカートの上端がフィットするようにデザインされているスカート。ウエスト位置にウェストベルトを作らず、裏に見返しを縫い合わせて仕立てることが多い。丈の長短を問わず、ウェストのディテールで分類される。

素材による分類

  • 羊毛
    • 純毛、混紡、ウールサージ
  • 綿
    • デニム、コーデュロイ、別珍
  • 合繊
    • ポリエステル、レーヨン、アクリルなど
  • 皮革
    • 豚革、牛革、わに革など

用途による分類

  • 正装
    • タイトスカート、フレアースカートなど
  • 学校制服
    • プリーツスカート、吊りスカート、ジャンパースカートなど
  • 企業制服
    • タイトスカート、ジャンパースカートなど
  • 作業服
    • サロペットスカートなど
  • その他、衣装など

文化

スカートとジェンダー

近代以降の西洋文化では女性が身につける衣類とされているが、スコットランドの伝統的な衣装であるキルトのように男性のみが身につけるものもある。ファッション雑誌で、スカートを身に着けた男性モデルを掲載することもある。(→メンズ・スカート

日本人女性のスカートへの概念の変化

ダブルボトム
ダブルボトム
スカート+スパッツ
スカート+スパッツ

以前の日本は女性のほとんどがスカートを着用し、少女を中心に成人女性の一般的服装として広く見られていた。しかし1980年代以降、女性はスカートをはくものだと言う固定観念が崩れた(ただし男性のスカート姿は逆に、未だ性的倒錯とされる)。

外国人には日本の若い女性が真冬でも素足にスカートを履いているのは奇異に見えるようである[1]。特に制服を採用している学校では依然スカートが主流であり、零下10度以下に冷え込む真冬の北海道でも素足を剥き出しにしている女子高校生はしばしば見受けられる。しかし、近年はスカートではなくスラックスを採用(日本では厳寒対策目的による北海道での一校のみ)、あるいはスラックスを選べるところも出てきている。

スカートは元来、パンツスタイルと比較すると下記の欠点がある。

  • 動きにくい。
  • 足元に寒さが伝わりやすい(中・高等学校の校則で女子生徒の冬季の防寒用としてストッキング着用を義務づけている学校もある)。
  • 風などで捲くり上げられやすい。
  • スカートめくり盗撮といった、性的な被害に遭いやすい。

しかし、スカートの長所としては、

  • 女性らしさを簡単に表現できる。
  • 足の美しさをズボンより強調しやすい。
  • 体のラインを隠しつつ、下半身のラインを美しく見せる事ができる。
  • 熱がこもりにくく、暑い季節に快適である。

などがあり、女性の中でも愛用者は多い。現在でもスカートは廃れたわけではなく一定の支持を得ており、公の場に出演する時・デートの時・プライベートの時など、女性が美しさを表現したい場ではスカートが好まれる。

また、男性はズボン姿よりもスカート姿の女性を好む傾向が強い。

ダブルボトム

スカートは通常、下着や見せパン、ストッキングのみを身につけ、その上に穿くものであったが、2000年代以降はスカート丈と同じ若しくはスカート丈より長いスパッツや、スキニージーンズなどのズボンとの重ね着も広まっている。

2007年には日刊ゲンダイに『街で目に付く若い女の超ヘンなファッション』としてミニスカートやショートパンツの下にレギンスやスパッツを合わせたファッションについて言及された。[2]

また女子高生などが制服のときに行うファッションとして、寒い屋外などで一時的にスカートの下にジャージを重ねばきする、通称「はにわルック」もこの一種である。

脚注

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関連項目

外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

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